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無事故で等級はどう上がる?毎年の変化と保険料が安くなる仕組みを解説

無事故の場合、等級はどう変化するのか

無事故で1年更新するたびに等級は1つずつ上がり、保険料割引率が高くなっていく。6等級スタートの場合、最高の20等級に到達するまでは最短14年かかる。この記事では、等級アップの仕組み・毎年の割引率の変化・具体的な保険料シミュレーションを数値で解説する。


目次

等級アップの基本的な仕組み

自動車保険の保険料は「ノンフリート等級制度」という仕組みで決まる。等級は1〜20の20段階で管理されており、無事故で1年契約を満了するごとに1等級ずつ上がる。

等級が上がるほど割引率が大きくなり、保険料が安くなる。逆に、保険を使う事故を起こすと等級が下がり(通常は3等級ダウン)、保険料が上がる。

新規加入時のスタート等級

初めて自動車保険に加入する場合、通常は6等級からスタートする。ただし以下の条件に当てはまる場合は異なる。

条件スタート等級
通常の新規加入6等級(無事故)
前の車を手放してから7年以上経過6等級
セカンドカー割引の適用7等級
前契約の等級を引き継ぐ場合前契約の等級に応じる

等級ごとの割引率一覧

保険会社によって多少の差はあるが、一般的な割引率(無事故係数)は以下のとおりだ。

等級無事故割引率(参考)等級無事故割引率(参考)
1等級64%割増11等級40%割引
2等級28%割増12等級43%割引
3等級4%割増13等級45%割引
4等級2%割引14等級47%割引
5等級9%割引15等級48%割引
6等級19%割引16等級49%割引
7等級30%割引17等級51%割引
8等級35%割引18等級55%割引
9等級37%割引19等級59%割引
10等級38%割引20等級63%割引

※割引率は「基準保険料」に対する割合。各社の実際の保険料は異なる。

ポイント:割引率の伸びが大きい区間

等級6→7の変化(19%→30%割引)や、18等級→20等級(55%→63%割引)の区間は特に割引率が大きく跳ね上がる。長期間の無事故継続がいかに大きな節約につながるかが分かる。


【シミュレーション】6等級スタートで20等級到達までの年数と保険料変化

6等級からスタートした場合、最短14年の無事故継続で20等級に到達できる。

加入年数等級割引率(参考)年間保険料の目安(基準10万円の場合)
1年目6等級19%割引81,000円
2年目7等級30%割引70,000円
3年目8等級35%割引65,000円
5年目10等級38%割引62,000円
8年目13等級45%割引55,000円
10年目15等級48%割引52,000円
14年目20等級63%割引37,000円

6等級と20等級を比べると、同じ補償内容でも年間保険料は約44,000円の差になる。14年間で見れば、無事故を継続したことによる累積節約額は相当な金額になる。


20等級到達後はどうなる?

20等級は上限等級のため、それ以上は上がらない。ただし、20等級の状態を維持し続けることで、最大63%割引の保険料を継続して享受できる。

一度事故を起こして保険を使うと、3等級ダウンして17等級になる。そこから再び20等級に戻るには、最短でも3年間の無事故継続が必要だ。


等級アップで保険料が下がらないケース

無事故で等級が上がっても、必ずしも「昨年より保険料が安くなる」とは限らない。以下の要因で保険料が上がることがある。

年齢条件の変更

「30歳以上補償」から「26歳以上補償」などに変更すると、対象ドライバーが広がるため保険料が上がる。

車の乗り換え

新しい車種や高額な車に乗り換えると、車両保険料が上がることがある。

保険料の全体改訂

損害保険会社が業界全体で保険料を改訂する場合がある。2024年以降、自動車保険料は改訂が続いている。


無事故でも等級が上がらないケース

「保険を使わなかった」場合でも、注意が必要なケースがある。

等級に影響しない保険金(ノーカウント事故)

以下の保険を使っても、等級は下がらず翌年も1等級アップが維持される。

  • ロードサービス利用:バッテリー上がり・タイヤのパンク・ガス欠対応
  • 弁護士費用特約の利用:もらい事故の際の弁護士費用
  • 人身傷害保険の使用(単独事故以外の場合は要確認)

これらは「事故ありフラグ」が立たないため、翌年も「無事故」として等級アップが適用される。

7年以上の中断後に再加入した場合

中断証明書を使えば過去の等級を引き継げるが、中断から7年以上経過すると引き継ぎは不可となり、6等級スタートに戻ってしまう。


よくある疑問

Q. 無事故ですが、保険を使うと翌年の等級は下がりますか?

A. はい、保険の種類によって異なります。対人・対物・車両保険を使う「3等級ダウン事故」や「1等級ダウン事故(車のみ補償の自然災害など)」では等級が下がります。ただしロードサービスや弁護士費用特約の利用は等級に影響しません。

Q. 6等級の保険料は相場でいくらくらいですか?

A. 車種・補償内容・居住地域などによって大きく異なります。一般的な乗用車(対人無制限・対物無制限・人身傷害3,000万円・車両保険なし)で、20代後半〜30代の場合、年間3万〜6万円程度が目安です。20等級になると、同じ補償内容で年間2万〜4万円程度まで下がるケースもあります。

Q. 等級は保険会社を変えても引き継げますか?

A. はい、引き継げます。保険会社を変更する際も、現在の等級・事故有係数の適用期間がそのまま新しい保険会社に引き継がれます。これは「ノンフリート等級の引継ぎ制度」によるもので、乗り換えで等級がリセットされる心配はありません。

Q. セカンドカー割引(7等級スタート)はどんな条件ですか?

A. 同一世帯に現在の自動車保険契約が1台以上あり、その契約が11等級以上の場合、新規加入の2台目は7等級からスタートできます(保険会社によって条件が異なるため要確認)。


まとめ:無事故継続が長期的な保険料節約につながる

  • 無事故で1年ごとに1等級アップ、割引率が高くなる
  • 6等級スタートから20等級到達まで最短14年
  • 20等級(63%割引)と6等級(19%割引)では、年間保険料の差が数万円規模になる
  • 等級は保険会社を乗り換えても引き継がれる
  • ロードサービスや弁護士費用特約の利用は等級に影響しない

自動車保険は、長期間の無事故継続が最も確実なコスト削減策だ。また、同じ等級でも補償内容や保険会社によって保険料は大きく異なるため、数年に一度は見直しを行うことが賢明だ。

※保険料・割引率の数値は参考例であり、実際の金額は各保険会社の基準によって異なります。詳細は各社の公式サイトでご確認ください。(2026年5月時点の情報)

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この記事を書いた人

「現場の安心」を重視する保険マニア 「いざという時に電話が繋がらない保険は無意味」と断言するヴォクシー乗り。自身の事故体験をベースに、カタログスペックでは分からない「現場の対応力」や「示談交渉力」を徹底調査しています。あなたとご家族を守る、後悔しない選び方を提案します。

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