「ウチの車、安全装備がついているから安くなるはず」
「自分しか運転しないのに、誰でも乗れる契約になっていないか?」
「無事故で等級が上がっているはずなのに、保険料が下がらない…」
自動車保険には数多くの「割引制度」が存在しますが、その名称や適用条件は複雑で、保険会社によってもバラバラです。
さらに、車の技術進化に伴い、昔は当たり前だった割引が廃止されたり、新しい割引に統合されたりしていることをご存知でしょうか?
この記事では、代表的な割引制度(家族限定、無事故割引など)の仕組みと注意点に加え、「エアバッグ割引」や「ABS割引」などの安全装置に関する最新の保険事情についても詳しく解説します。
これを知っておけば、古い情報に惑わされることなく、あなたの条件で最大限の割引を引き出すことができるようになります。
この記事でわかること
- 「家族限定」などの運転者限定割引の落とし穴
- 「エアバッグ・ABS割引」の現在の扱いと「ASV割引」
- 盗難防止装置やエコカー割引の適用条件
- 割引をフル活用して一番安い保険会社を見つける方法
1. 運転者の範囲・実績で安くする割引
まずは、最も割引効果が高く、自分自身で設定を見直しやすい割引制度から紹介します。
家族限定割引(運転者限定特約)
その名の通り、運転する人を「家族」に限定することで、保険料を約5%〜数%程度安くする制度です。
(※現在は「家族限定」を廃止し、「本人限定」「本人・配偶者限定」などに細分化している保険会社も増えています)
この割引を使う上で最も重要なのが、「どこまでが家族なのか?」という定義です。
「家族」に含まれる範囲
- 記名被保険者(契約者本人)
- 配偶者(妻・夫)
- 同居の親族(親・子供など)
- 別居の未婚の子供(学生など)
ポイントは、「別居の未婚の子供」が含まれる点です。
逆に、「結婚して別居している子供」や「同棲中のパートナー」、「友人・知人」は家族に含まれません。
注意!友人が運転する場合
家族限定をつけている車を友人に貸して事故が起きた場合、保険は一切下りません。
友人が運転する可能性があるなら、限定を外すか、「1日自動車保険」などを利用してもらう必要があります。
無事故割引(ノンフリート等級制度)
いわゆる「等級制度」のことです。1等級〜20等級まであり、事故を起こさなければ毎年1等級ずつ上がり、保険料が安くなります。
- 新規契約:通常6等級からスタート
- 無事故:翌年1等級アップ(割引率アップ)
- 事故あり:翌年3等級ダウン(または1等級ダウン)し、保険料アップ
優良ドライバー(事故リスクが低い人)が報われる仕組みであり、最大20等級になれば63%などの大幅な割引が適用されます。
「無事故を続けること」こそが、最強の節約術と言えます。
2. 車の「安全装備」に関する割引(最新事情)
次に、車の装備品に関する割引です。
ここに関しては、昔と現在で状況が大きく変わっているため、特に注意が必要です。
エアバッグ割引・ABS割引・安全ボディ割引
かつては多くの保険会社で、以下の装備がある車に対して個別の割引が設定されていました。
- エアバッグ割引:搭乗者を保護するエアバッグ装着車への割引。
- ABS割引:急ブレーキ時のタイヤロックを防ぐ装置への割引。
- 安全ボディ割引:衝突安全性が高いボディへの割引。
しかし現在は、これらの装備が「標準装備」として普及したため、個別の割引項目としては廃止・統合されているケースが大半です。
その代わり、現在は「型式別料率クラス」という仕組みで保険料に反映されています。
「この型式の車は安全装備が充実していて事故が少ない」という実績があれば、自動的に基本の保険料が安くなる仕組みになっているのです。
現在は「ASV割引(自動ブレーキ割引)」が主流
エアバッグ割引などに代わって登場したのが、「ASV割引(先進安全自動車割引)」です。
衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)などが搭載されている車に対し、発売から約3年間に限り9%程度の割引が適用されます。
※保険会社によってはまだ旧来の割引名称を残している場合もありますので、詳細は見積もり時に確認しましょう。
環境対策車割引(エコカー割引)
電気自動車(EV)、ハイブリッド車、天然ガス自動車などの「低公害車」や「低燃費車」に対して適用される割引です。
環境への配慮を促進するために導入されましたが、こちらもエコカーの普及に伴い、割引制度自体を終了したり、適用条件を厳しくしたりする保険会社が増えています。
適用されれば数%(例:3%程度)の割引になることが多いです。
盗難防止装置割引
車両盗難のリスクを下げる装置がついている場合に適用されます。
- イモビライザー:IDコードが一致しないとエンジンがかからない装置
- GPS追尾システム:盗難時に車の位置を特定できるシステム
これらがついている場合、車両保険の保険料が3%〜5%程度割引になることがあります。
高級車や人気車種(ランドクルーザーやプリウスなど)に乗っている方は、盗難リスクが高いため、この割引がある保険会社を選ぶとメリットが大きいです。
3. 割引制度をフル活用して保険料を下げるコツ
ここまで様々な割引制度を紹介してきましたが、重要なのは「自分の車と条件で、実際にいくら安くなるのか?」です。
A社では「エコカー割引」がなくても基本料金が安いかもしれませんし、B社では「ASV割引」が適用されて最安になるかもしれません。
割引の名称や有無だけで判断するのは非常に難しいのが現実です。
複雑な割引計算は「一括見積もり」に任せるのが正解
一番確実で簡単な方法は、「一括見積もりサービス」を使って、最終的な支払額(保険料)を比較することです。
車の情報(型式や装備)と、運転者の情報(年齢や免許の色)を入力するだけで、各社の割引制度を自動的に適用した見積もり結果がずらりと並びます。
- 「家族限定」をつけるべきか悩んでいる
- 自分の車に「ASV割引」や「イモビライザー割引」が効くか知りたい
- 今の保険料が高い気がする
これらに当てはまる方は、更新時期が来る前に一度シミュレーションしてみることを強くおすすめします。
知らず知らずのうちに「使えたはずの割引」を見逃して、数万円損をしている可能性があります。
※利用は完全無料。平均で年間約25,000円安くなった実績も!

