自動車保険には、運転者の年齢に制限を設けておくことで、保険料を安く抑えることができるという特約制度があります。
例えば、30歳未満不担保のように30歳未満の運転者による事故は保険適用の対象外 という特約をつけておけば、保険料は各段に安くなります。

全年齢担保特約とは?

全年齢担保特約についてご紹介していきましょう。
自動車保険にはさまざまな特約があります。
全年齢担保特約もその中のひとつです。

自動車保険には、運転者の年齢に制限を設けておくことで、保険料を安く抑えることができるという特約制度があります。
例えば、30歳未満不担保のように30歳未満の運転者による事故は保険適用の対象外という特約をつけておけば、保険料は各段に安くなります。

ただし、お父さんの自動車を28歳の子供も一緒に使うという場合、30歳未満不担保にしてしまうと、その子供が運転していた時に起きた事故に対しては保険料が支払われなくなってしまいます。
そのため、この場合は全年齢担保特約にしておいた方がいいということになります。

全年齢担保特約に変えると、保険料は上がることになりますが、ただ、全体的には、保険料は安くなります。
このように、全年齢担保特約がいい場合もありますので、条件によっては、全年齢担保特約を検討してみましょう。
詳しくは、保険会社に確認してみるといいでしょう。

21才未満不担保特約

21才未満不担保特約についてご紹介していきましょう。
自動車保険には、年齢条件によって、保険料が安くなる場合があります。
運転する人の年齢が限られている場合は、この年齢条件を活用すると良いでしょう。

年齢条件は、21才未満不担保特約、26才未満不担保特約、30才未満不担保特約の3種類があります。
ただし、これらの特約をつけられる車両は、自家用普通乗用車、自家用小型乗用車、自家用軽四輪乗用車、自動二輪車、原動機付自転車に限られています。ただし、原動機付自転車には、26才未満不担保、30才未満不担保はありませんので注意してください。

このうち21才未満不担保特約は、20歳までの運転手が起こした事故に関しては補償がされません。
例えば、18歳で免許を取った方は、はじめ全年齢担保特約をつけると思います。
21歳になったら、そのままにしておくよりも21才未満不担保特約に変えた方が保険料を安く抑えられることがあります。
このように年齢条件によっては保険内容を見直した方がいいことも多いので、自動車保険は、毎年のように見直した方がいいですね。

26才未満不担保特約

26才未満不担保特約についてご紹介していきましょう。
自動車保険には様々な特約がありますが、そのうち年齢条件による特約もいくつかあります。
年齢条件には大きく分けて21才未満不担保特約と26才未満不担保特約、30才未満不担保特約の3種類があり、保険会社によっては35才未満不担保特約というものもあります。

このうち26才未満不担保特約とは、26歳未満のドライバーが交通事故を起こしたとしても補償されないというものです。
つまり補償される範囲が狭くなるとういうことですが、その分保険料が安くなります。

ドライバーが27歳になり、26歳未満の人が運転しなくなったら保険を見直す必要があります。
27歳を過ぎても26才未満不担保特約を付帯せず、そのままにしてしまっている人も多いようです。

保険の内容を見直す時は、年齢条件も必ずチェックしましょう。

ちなみに、ドライバーの年齢を問わず補償をつける場合は、全年齢担保特約にしましょう。
全年齢ということで保険料は高くなりますが、いざという時も安心です。

30才未満不担保特約

30才未満不担保特約とは、30歳未満の方が起こした事故に対して補償は行われないというものです。
例えば、20代からずっと車に乗ってきた方がいたとします。
その人が31歳になった時、この特約をつけておくことによって保険料が少し安くなるというものです。
若い時から車に乗っている人であれば、事故を起こす可能性がだんだんと少なくなるということで、保険料が安くなるんですね。
自分の年齢をしっかりチェックせず、何歳になってもドライバーの年齢に関わらず保険料が一定にかけられる全年齢担保特約にしていると、保険料が高くなってしまいます。

従って自動車保険と年齢についてはしっかりとチェックしておくことが必要となります。
契約を更新する時や新規で契約する時には保険会社の人がチェックしてくれることが多いと思うのですが、自分でも忘れずにチェックしておくと良いでしょう。

30才未満不担保特約を付帯すると、30才未満の方が運転していた時に起きた事故は補償されません。
自分以外に運転する人がいない場合や運転する人がいても全員30歳以上という場合には、年齢条件を見直し、ムダのない補償内容になるようにしましょう。

35才未満不担保特約

35才未満不担保特約とは、自動車保険の年令制限に関する特約のうちのひとつです。
一般的に年齢制限に関する特約には、21才未満不担保特約、26才未満不担保特約、30才未満不担保特約があります。

35才未満不担保特約は、最も年齢的に高い特約ですが、保険会社によって設けられているところがあるということで、会社や商品によっては設けられていない場合もありますので、加入や見直しをする時にはあらかじめ確認しておく必要があります。。
35才未満不担保特約になると、自動車保険の割引率はかなり高くなります。

保険会社によっては、すべての年齢をカバーする全年齢担保と35才未満不担保特約を比べてみると、保険料が2倍以上変わるといわれていますので、35歳以上の方はこの特約をつけておくと良いですね。

これらの年齢制限に関する特約は、それぞれのニーズに合った保険にできるという点でメリットが大きいものですから、ぜひ活用しましょう。