車のナンバー変更はどうやる?引っ越し・希望ナンバー・図柄ナンバー・紛失の4パターン別の手続き・必要書類・費用(東京都1,980円〜)・封印のルール・軽自動車との違い【2026年】

車のナンバー変更が起きる場面は、①引っ越しや名義変更で管轄が変わる ②希望ナンバーにする ③図柄入りに替える ④紛失・盗難・破損、の4つです。②〜④の「番号変更」「交換申請」は登録手数料が無料で、かかるのはナンバー代(東京都の中型ペイント式1,980円・希望ナンバー5,000円・図柄8,500円)。普通車は封印があるので車を運輸支局へ持ち込みます。

この記事でわかること

  • 車のナンバー変更が起きる4つの場面と、それぞれの手続きの名前(変更登録・移転登録・番号変更・交換申請・同一番号の再交付)
  • 希望ナンバーは申込サイトで予約→入金確認から6営業日で交付可能。抽選対象の11番号は毎週月曜に抽選。予約済証は交付可能日から1か月
  • 図柄入りナンバーは全国版・地方版・都道府県版・特別仕様の4種類。寄付金1,000円以上でフルカラー、字光式はなし
  • 費用はナンバー代が本体(東京都の中型ペイント式1,980円・字光式5,600円・希望5,000円・図柄8,500円)。番号変更と交換申請の登録手数料は無料
  • 普通車は後ろのナンバーに封印を受ける。自分で外すと道路運送車両法11条5項違反(108条の罰則)
  • ナンバーが変わったらETC車載器の再セットアップ・自動車保険・駐車場への連絡。軽自動車は封印なし・番号だけの変更に条件あり

一次資料: e-Gov法令検索「道路運送車両法」(参照)/国土交通省 自動車検査登録総合ポータルサイト「番号変更(ナンバープレートを紛失などした場合)」(参照)/一般社団法人全国自動車標板協議会「希望番号・図柄ナンバープレート申込サービス」(参照)/関東運輸局「ナンバープレートの交付手数料等一覧」令和7年11月4日現在(参照)/軽自動車検査協会「番号変更(ナンバープレートの番号変更)」(参照)/ETC総合情報ポータルサイト「ETC車載器の再セットアップ」(参照

先に結論から

車のナンバー変更は、「なぜナンバーを変えるのか」で手続きの名前と費用が変わります。引っ越しや名義変更で管轄の運輸支局が変わるなら、変更登録(窓口500円)や移転登録(窓口700円)と同時にナンバーを交換。希望ナンバーにしたい・図柄入りにしたい・なくした、という理由なら「番号変更」や「交換申請」で、登録手数料はかかりません。

どの場面でもナンバー代は必要です。東京都の中型(乗用車)で、ペイント式1,980円・希望ナンバー5,000円・図柄入り8,500円(関東運輸局・令和7年11月4日現在)。希望ナンバーは申込サイトで先に予約し、入金確認から6営業日で交付可能になります。

普通車は後ろのナンバーに封印を受けるので、車を運輸支局まで持ち込むのが前提です。軽自動車には封印がなく、外したナンバーを持って軽自動車検査協会へ行けば済みます。

この記事が扱う範囲

  • 扱うのはナンバープレートそのものを変える手続きです。希望ナンバー・図柄入り・紛失や盗難の再交付・封印・費用・変わったあとの連絡先を一本にまとめています
  • 引っ越しで車検証の住所を直す手続き(変更登録・必要書類・車庫証明)は車の住所変更の手続きで分け、所有者が変わる手続きは車の名義変更に必要な書類が本体です
  • 車庫証明の取り方は本文で1段落だけ触れます

目次

車のナンバー変更とは|ナンバーが変わる4つの場面と手続きの名前

車のナンバー変更とは、車検証に載る自動車登録番号(軽自動車は車両番号)を変え、新しいナンバープレートの交付を受ける手続きです。管轄が変わる場面と、番号や図柄を自分の意思で変える場面、なくした場面で、申請書も手数料も違います。

車のナンバーが変わる場面と手続きの対照表(普通車・2026年9月時点)

場面手続きの名前登録手数料(窓口)ナンバー代車の持ち込み
引っ越しで管轄の運輸支局が変わる変更登録+ナンバー交換500円(OSS450円)必要必要(封印)
名義変更で管轄が変わる移転登録+ナンバー交換700円(OSS600円)必要必要(封印)
希望ナンバーにしたい(番号だけ変える)番号変更(自動車登録番号標交付申請)無料必要必要(封印)
図柄入りにしたい(番号はそのまま)交換申請無料必要(寄付金は任意)必要(封印)
紛失・盗難・判読できない番号変更(新しい番号になる)+理由書無料必要必要(封印)
曲がり・汚れ(文字は全部読める)同一番号の再交付無料必要必要(封印)

出所: 国土交通省「登録・検査手数料一覧表」(令和8年4月1日現在)(変更登録 窓口500円・OSS450円/移転登録 窓口700円・OSS600円)・国土交通省「番号変更(ナンバープレートを紛失などした場合)」(自動車登録番号標交付申請書 OCR第3号様式・手数料は無料・ナンバープレートが変わるので申請時に当該自動車が必要)・近畿運輸局「自動車のナンバープレートに関すること」(2025年12月27日更新)(番号変更・同一番号のナンバープレート再交付・交換申請の使い分け)

国土交通省の一覧表には「番号変更」の手数料の行がありません。番号変更のページに「手数料納付書 手数料は無料」と明記されていて、ナンバー代だけがかかる仕組みです。近畿運輸局は「番号変更」「同一番号の再交付」「交換申請」の3つを分けて案内しています。

法律上の位置づけ|番号標の交付と封印は道路運送車両法11条

自動車の所有者は、登録番号の通知を受けたらその番号のナンバープレートを取り付け、封印の取付けを受けなければなりません(道路運送車両法11条1項)。プレートが滅失・毀損したとき、識別が困難になったとき、国土交通大臣が交換を認めたときも同じです(11条2項)。

11条3項は、所有者から交換の申請があれば国土交通大臣はこれを認めると定めています。図柄入りへの交換申請の根拠はここです。管轄が変わって番号が基準に合わなくなったときは、大臣が番号を変更します(14条)。番号が変わったら、古いプレートと封印を外して返納する義務もあります(20条1項)。

ナンバーが変わらないケース|同じ管轄内の住所変更・名義変更

同じ運輸支局の管轄内で引っ越す、同じ管轄内の家族に名義を移す、という場合はナンバーはそのままです。変更登録や移転登録で車検証の記載が変わるだけで、車の持ち込みも要りません。

例外がご当地ナンバーです。近畿運輸局は、同じ管轄内でも堺市や橿原市などご当地ナンバーの市町村へ転出・転入するとナンバーが変わると案内しています(例: 和泉市⇔堺市、奈良市⇔橿原市)。都道府県や管轄だけで判断せず、市町村名まで確かめるところです。

希望ナンバーへの変更|申込から交付まで6営業日・抽選は週1回・予約済証は1か月

希望ナンバーは、4桁以下の一連指定番号を自分で選べる制度です。全国自動車標板協議会の申込サイトで予約し、入金確認から交付可能になるまで6営業日。人気の番号は抽選で、毎週日曜21時までの申込を月曜に抽選します。

一般希望番号と抽選対象希望番号の違い(全国自動車標板協議会・2026年9月時点)

項目一般希望番号抽選対象希望番号
対象の番号抽選対象以外のすべて全国共通の11通り(1・7・8・88・333・358・555・777・888・1111・8888)+地域別の番号
取れる条件その番号が払い出し済みでなければ取れる抽選に当選した場合のみ
抽選の日程なし毎週日曜21時までの受付分を翌月曜に抽選
入金から交付可能まで6営業日当選後に入金→6営業日
予約済証の受け取り期限交付可能日から1か月間同左
選べるプレートペイント・字光式・図柄同左(図柄に字光式はなし)

出所: 全国自動車標板協議会「希望番号・図柄ナンバープレート申込サービス」(申込受付(入金確認)から交付可能となるまで6営業日・抽選希望番号は毎週日曜日21時までの受付分を翌月曜日に抽選・全国共通の11通りの番号)・同「図柄ナンバーについて」(図柄ナンバーに字光式はございません)・同「希望番号申込お手続きの流れ」(ナンバープレートの交付は交付可能日から1ヶ月間・予約済証の受領)

選べるのは4桁以下の数字だけで、地域名・分類番号・ひらがなは選べません。対象は普通車の自家用と事業用、軽自動車の自家用です。軽自動車でもレンタカー(わ)と駐留軍(A・B)は対象外。

申込から取り付けまでの流れ|予約→入金→予約済証→運輸支局

  1. 申込サイトで車の情報・プレートの種類・番号を入力し、受付番号を控える
  2. 一般希望番号は支払期限までに入金。抽選対象は月曜の抽選結果メールを待ち、当選なら入金
  3. 入金確認のメールに書かれた交付可能日以降、1か月以内に予約センターで希望番号予約済証を受け取る
  4. 予約済証と車検証・旧ナンバーを持って、車で運輸支局へ。番号変更(または変更登録・移転登録)を申請する
  5. 新しいプレートの交付を受けて取り付け、後ろのプレートに封印を受ける

抽選に外れたときは、次回の抽選日の前日21時まで「抽選再申込」ができます。申込内容の確認だけで済み、番号を変えるなら新規で申し込み直す形です。

字光式は照明器具が別売り・図柄入りには字光式がない

字光式は文字の部分が光るプレートで、後ろから照らす照明器具を別に買って取り付ける必要があります。プレート代も東京都で9,000円(希望・中型)とペイント式の約2倍。図柄入りナンバーには字光式の設定がないので、光らせたい人は無地のプレートを選びます。

希望ナンバーは「予約→入金→予約済証→運輸支局」の順。抽選番号だけ月曜の抽選が挟まる

  • 好きな番号にしたい
  • 1申込サイトで予約4桁以下の数字を選ぶ。1・7・8・88・333・358・555・777・888・1111・8888と地域別の番号は抽選対象
  • 2入金(抽選番号は当選後)抽選は毎週日曜21時締切→翌月曜。外れたら次回抽選日の前日21時まで再申込できる
  • 36営業日後から予約済証を受け取る交付可能日から1か月以内に予約センターへ。期限を過ぎると受け取れない
  • 4運輸支局で番号変更→封印予約済証・車検証・旧ナンバーを持って車で行く。登録手数料は無料、ナンバー代(東京都5,000円)だけ

図:全国自動車標板協議会の申込案内と国土交通省の番号変更ページから整理。

図柄入りナンバーへの交換|全国版・地方版・都道府県版・特別仕様の4種類と寄付金

図柄入りナンバーは、番号はそのままで絵柄付きのプレートに替える「交換申込」と、番号も変える「希望申込」の2通りで申し込めます。寄付金1,000円以上でフルカラー、寄付なしならモノトーンです。

図柄入りナンバーの種類と交付期間(全国自動車標板協議会・関東運輸局・2026年9月時点)

種類図柄の内容交付期間対象東京都の交付手数料(中型・2枚組)
全国版47都道府県の県花令和4年4月18日〜令和9年4月30日普通車(自家用・事業用)・軽自動車(自家用)8,500円
特別仕様(GREEN×EXPO 2027)2027年国際園芸博覧会の記念令和7年7月14日〜令和9年11月30日同上8,780円
地方版地域振興・観光振興(世田谷・杉並・富士山など)平成30年10月1日〜同上8,500円
都道府県版都道府県ごとの図柄(東京都・群馬県・栃木県など)地域による同上8,500円

出所: 全国自動車標板協議会「図柄ナンバーについて」(全国版 交付期間 令和4年4月18日〜令和9年4月30日・2027年国際園芸博覧会特別仕様 令和7年7月14日〜令和9年11月30日・地方版 平成30年10月1日〜・フルカラー版には寄付が必要)・関東運輸局「ナンバープレートの交付手数料等一覧」(令和7年11月4日現在)(東京都 全国版・都道府県版・地方版 中型8,500円・GREEN×EXPO 2027 中型8,780円・寄付1,000円以上でフルカラー)

全国版と特別仕様には交付期間の終わりがあります。全国版は令和9年(2027年)4月30日まで、GREEN×EXPO 2027は令和9年11月30日まで。この期間を過ぎると新しく交付を受けられないので、欲しい人は期限から逆算して申し込みます。

交換申込(番号そのまま)と希望申込(番号も変える)の違い

交換申込は、今のプレートの番号(地域名も含む)を変えずに図柄入りへ替える申込です。同じ所有者・同じ使用者・同じ車種なら複数台まとめて申し込めます。運輸支局での手続きは「自動車登録番号標等の交換申請」で、登録手数料はかかりません。

番号も変えたいなら希望申込です。手続きは希望ナンバーと同じ「番号変更」。図柄入りは注文製作なので、軽自動車検査協会は入金確認から交付まで通常10業務日程度と案内しています。無地の希望ナンバー(6営業日)より日数を見ておくところです。

車のナンバー変更の費用|東京都はペイント1,980円・希望5,000円・図柄8,500円

車のナンバー変更の費用は、ナンバープレート代が本体です。番号変更と交換申請なら登録手数料は無料で、管轄が変わるときだけ変更登録500円や移転登録700円が乗ります。プレート代は都道府県ごとに違い、東京都と神奈川県でも差がある金額です。

ナンバープレートの交付手数料(中型・2枚組・関東運輸局 令和7年11月4日現在)

プレートの種類東京都神奈川県備考
ペイント式(一連番号)1,980円1,990円管轄変更・再交付で番号を選ばないとき
字光式(一連番号)5,600円5,760円照明器具は別売り
希望ナンバー・ペイント式5,000円5,380円番号変更(登録手数料は無料)
希望ナンバー・字光式9,000円8,920円図柄入りとの併用は不可
全国版図柄入り(モノトーン)8,500円10,260円寄付なし
全国版図柄入り(フルカラー)8,500円+寄付金1,000円以上10,260円+寄付金1,000円以上寄付金は交付手数料とは別
GREEN×EXPO 2027 特別仕様8,780円10,600円フルカラーは寄付金1,000円以上

出所: 関東運輸局「ナンバープレートの交付手数料等一覧」(令和7年11月4日現在)(登録番号標 東京都 中型ペイント式1,980円・字光式5,600円/神奈川県1,990円・5,760円・希望ナンバー 東京都5,000円・9,000円/神奈川県5,380円・8,920円・全国版図柄入り 東京都8,500円/神奈川県10,260円・GREEN×EXPO 2027 東京都8,780円/神奈川県10,600円・1,000円以上の寄付でフルカラー)

全国自動車標板協議会は全国の目安として、中型2枚組でペイント4,400〜6,400円・字光式8,100〜14,200円・図柄8,500〜13,000円(いずれも希望番号)と示しています。関東以外の地域は、この幅の中で管轄の予約センターの一覧を見る形です。

登録手数料は「なぜ変えるか」で3通り

場面登録手数料根拠
引っ越しで管轄が変わる(変更登録)窓口500円・OSS450円国交省 手数料一覧表(令和8年4月1日現在)
名義変更で管轄が変わる(移転登録)窓口700円・OSS600円同上
希望ナンバー・図柄・紛失(番号変更・交換申請)無料国交省 番号変更ページ

出所: 国土交通省「登録・検査手数料一覧表」(令和8年4月1日現在)国土交通省「番号変更」(手数料は無料)

たとえば東京都内で番号だけ希望ナンバーに変えるなら、5,000円で終わりです。県外から引っ越して希望ナンバーにするなら、500円+5,000円+車庫証明の手数料(東京都は窓口2,400円)。ディーラーや行政書士に頼む代行費用は事業者ごとの価格なので、法定費用と分けた見積もりで比べます。

軽自動車の費用|申請手数料はなし・ナンバー代は地域で異なる

軽自動車の番号変更は、軽自動車検査協会の申請手数料がかかりません。必要なのはナンバープレート代と、隣接する関係団体での費用で、金額は地域の団体に確認する形です。希望ナンバーの申込サイトの目安は普通車と同じ幅で示されています。

車のナンバー変更の必要書類と当日の流れ|封印は運輸支局で・自分で外すと罰則

車のナンバー変更の必要書類は、普通車なら自動車登録番号標交付申請書(OCR第3号様式)・手数料納付書・車検証・今のナンバープレートが基本です。希望ナンバーなら予約済証、紛失や盗難なら警察への届出を書いた理由書を足します。

普通車の番号変更(ナンバープレートの変更)の必要書類(国土交通省・2026年9月時点)

書類誰が用意するか条件・注意点
自動車登録番号標交付申請書(OCR第3号様式)本人「交付を受ける理由」欄に記載が必要。国交省サイトで印刷できる
手数料納付書本人番号変更の手数料は無料。管轄変更と同時なら変更登録・移転登録の印紙を貼る
自動車検査証(車検証)本人電子車検証も持参。限定車検証が出ている場合はそちら
今のナンバープレート本人前後2枚。返納する
理由書本人盗難・遺失で返納できないとき。届出警察署名・届出日・受理番号と所有者または使用者の記名
希望番号予約済証本人希望ナンバーにするとき。交付可能日から1か月以内
字光式番号標交付願本人字光式にするとき
所有者の委任状所有者代理人が申請するとき。ローン中で所有者欄がローン会社なら会社の委任状
使用者の委任状使用者種別・用途が変わるときだけ。申請書に記名があれば不要

出所: 国土交通省「番号変更(ナンバープレートを紛失などした場合)」(自動車登録番号標交付申請書 OCR第3号様式・手数料納付書 手数料は無料・所有者の委任状は代理人による申請の場合・自動車登録番号標・返納できない場合は届出警察署名・届出日・受理番号の記載のある理由書・希望番号予約済証、字光式番号標交付願等・申請時に当該自動車が必要)

引っ越しと同時にナンバーを変えるなら、この表に住民票・車庫証明・変更登録申請書(第1号様式)が加わります。その一覧は車の住所変更の必要書類で分けています。車庫証明は、使用の本拠の位置が変わるときに警察署で取るもので、番号だけを変える手続きには要りません。委任状の書き方は車の名義変更の委任状の書き方が本体です。

軽自動車の番号変更の必要書類(軽自動車検査協会・2026年4月13日更新)

書類条件・注意点
自動車検査証(車検証)原本。コピー不可
ナンバープレート(車両番号標)紛失なら「車両番号標未処分理由書」を提出
希望番号の予約済証希望ナンバーにするとき。交付可能年月日から1か月の有効期間内
字光式車両番号指示願字光式にするとき。図柄入りは字光式の対象外
自動車検査証変更記録申請書(軽第1号様式または軽第3号様式)協会の窓口で入手・記入
申請依頼書使用者以外が手続きするとき
軽自動車税申告(報告)書協会に隣接する税の窓口で

出所: 軽自動車検査協会「番号変更(ナンバープレートの番号変更)」(2026年4月13日更新)(自動車検査証・ナンバープレート・車両番号標未処分理由書・希望番号の予約済証は交付可能年月日以降1ヶ月の有効期間内・字光式車両番号指示願・軽第1号様式または軽第3号様式・申請依頼書・申請手数料はナンバープレート代と関係団体での費用)

当日の流れ|書類提出→新しいプレートの交付→旧ナンバー返納→取り付け→封印

  1. 運輸支局の窓口に申請書と車検証、予約済証などを出す
  2. 隣接するナンバーセンターでプレート代を払い、新しいプレートの交付を受ける
  3. 車の前後のプレートを外して返納する。工具(プラスドライバーなど)は持参
  4. 新しいプレートを前後に取り付ける
  5. 封印取付所で、後ろのプレートの左側の取付ボルトに封印を受ける

封印の位置は施行規則8条1項で「自動車の後面に取り付けた自動車登録番号標の左側の取付け箇所」と決まっています。封印には運輸支局の表示が入るので、どこで封印を受けたかが見て分かる仕組みです。

封印のルール|自分で外すと11条5項違反・整備のためは例外

封印を外してよいのは、国土交通大臣か、委託を受けた封印取付受託者だけです。何人も封印を取り外してはならない(道路運送車両法11条5項)。違反すると6月以下の拘禁刑または30万円以下の罰金の対象になります(108条1号)。

例外は「整備のため特に必要があるとき」(施行規則8条3項)。板金でリアパネルを外すような場合が当たります。事由がなくなったら、あらためて封印の取付けを受けます(11条6項)。封印が壊れたり取れたりしたときも同じで、再封印を受けに行きます(11条4項)。

運輸支局へ行けないときの「出張封印」

封印の取付けは、国土交通大臣が省令で定める要件を備える者に委託できます(28条の3第1項)。この委託を受けた行政書士などが、自宅や販売店で封印を付けるのが出張封印です。車を平日に運輸支局へ持ち込めない人の選択肢で、費用は事業者ごとに決まります。

紛失・盗難は先に警察へ|理由書に届出警察署名・届出日・受理番号

プレートをなくした、盗まれた、という場合は返納ができません。国土交通省は「返納できない旨及び届出警察署名・届出日・受理番号の記載」のある理由書を求めています。先に警察署へ遺失届か盗難届を出し、受理番号を控えてから運輸支局へ行く順です。

盗難のときは番号が変わります。古い番号のプレートが悪用されるのを防ぐためで、同じ番号での再交付は「文字が全部読める状態」のプレートを作り直すときに限られます(近畿運輸局)。ナンバーを表示せずに走ると19条違反(109条・50万円以下の罰金)なので、なくした車は動かさず、手続きを先にします。

封印は「誰が外せるか」が法律で決まっている。自分で外せる場面は整備のときだけ

  • 後ろのナンバーの左側にある封印(道路運送車両法11条)
    • 取付け・取り外しをする人国土交通大臣(運輸支局)か、委託を受けた封印取付受託者(出張封印の行政書士など・28条の3)
    • 自分で外すと11条5項違反。108条1号=6月以下の拘禁刑または30万円以下の罰金の対象
    • 例外整備のため特に必要があるとき(施行規則8条3項)。終わったら再封印を受ける(11条6項)
    • 軽自動車封印の制度がない。自分でプレートを外して軽自動車検査協会へ持ち込める

図:e-Gov法令検索の道路運送車両法と施行規則から整理。

ナンバーが変わったあとにやること|ETC再セットアップ・自動車保険・駐車場

ナンバーが変わったら、ETC車載器の再セットアップと自動車保険への連絡が先です。ETC車載器はナンバーの情報を持っているので、変えたまま走ると割引やマイレージ登録が使えない場合があります。保険証券や自賠責保険証明書にも載っているのが登録番号。

ナンバーが変わったら連絡する先(2026年9月時点)

連絡先やること根拠・注意点
ETCセットアップ登録店ETC車載器の再セットアップORSE「車両のナンバープレートを変更した場合は車両情報が変更になるため、再セットアップが必要」。登録店以外では実施できない
任意保険の保険会社契約の登録番号の変更保険証券の記載が旧番号のままになる。引っ越しなら住所・使用目的も同時に
自賠責保険の保険会社自賠責保険証明書の登録番号の変更証明書は車検で提示する書類。旧番号のままなら変更手続き
駐車場の管理会社・大家契約車両のナンバーの届出月極や機械式駐車場は登録ナンバーで管理していることが多い
勤務先通勤車両の届出の更新通勤手当や駐車許可の登録
ETCマイレージ・高速道路の割引登録車載器情報の更新再セットアップをしないと初期登録や割引が使えない場合がある

出所: ETC総合情報ポータルサイト(一般財団法人ITSサービス高度化機構)「ETC車載器の再セットアップ」(車両のナンバープレートを変更した場合は再セットアップが必要・再セットアップをしない場合はETC利用照会サービスやETCマイレージサービスの初期登録及び障がい者割引の利用ができない・セットアップ登録店に限られる)

保険会社への連絡は、車を買い替えたときの車両入替と同じ窓口です。手順の型は自動車保険の車両入替とは、自賠責の証明書の扱いは自賠責保険証明書とはで分けています。

引っ越しと同時のナンバー変更と、番号だけの変更で工程がどう違うか

引っ越しと同時なら、転入届→車庫証明→変更登録+ナンバー交換→保険・ETC、の順で15日以内に収めます。番号だけの変更なら期限はなく、予約済証の受け取り期限(交付可能日から1か月)だけを守ればいつでも動けます。

引っ越しと同時か、番号だけ変えるかで、ナンバー変更の工程と費用はこう違う

引っ越しで管轄が変わる
手続きの名前
変更登録+ナンバー交換
期限
住所が変わった日から15日以内
登録手数料
500円(OSS450円)
書類
住民票・車庫証明・第1号様式+旧ナンバー
費用(東京都・ペイント)
500円+1,980円+車庫証明2,400円
番号だけ希望ナンバーに変える
手続きの名前
番号変更(第3号様式)
期限
なし(予約済証は交付可能日から1か月)
登録手数料
無料
書類
予約済証・車検証・第3号様式+旧ナンバー
費用(東京都・ペイント)
5,000円

図:どちらも車を持ち込んで封印を受ける。ETCの再セットアップと保険への連絡は共通。

軽自動車のナンバー変更|封印なし・黄色ナンバー・番号だけの変更に条件がある

軽自動車のナンバー変更は、軽自動車検査協会で行い、封印がありません。自家用のプレートは黄色地に黒字、事業用は黒地に黄色字(施行規則45条)。管轄が変わらないのに番号だけを変えられるのは、今のプレートが滅失・毀損・識別困難などの場合に限られます

軽自動車検査協会の注意事項には、管轄の変更や自家用・事業用の別に変更がなく番号変更を行う場合は、現在のプレートが滅失・毀損・識別困難になった場合や様式に適合しなくなった場合に変更できる、とあります。普通車のように「今の番号に不満があるから希望ナンバーへ」だけでは番号変更の対象になりません。

希望ナンバーを付けたい軽自動車のオーナーは、引っ越しで管轄が変わるとき・名義変更で管轄が変わるとき・新車や中古車を登録するときが申込のタイミングです。番号はそのままで図柄入りにしたいなら交換申請で、こちらは条件なく申し込めます。

軽自動車の図柄入りは黄色の縁取り付き

軽自動車の自家用でも、全国版・地方版・特別仕様の図柄入りナンバーを選べます。軽自動車検査協会は「軽自動車の全国版図柄入りナンバープレートには『黄色』の縁取りが施されます」と案内しています。白地ベースでも、縁取りで軽自動車だと分かる仕様。

図柄入りは注文製作のため、入金確認から交付まで通常10業務日程度(土日祝と年末年始を除く)。軽自動車にも字光式はありますが、図柄入りとの組み合わせはできません。

軽自動車は自分でプレートを外して持ち込める

封印がないので、自宅でプレートを外し、外したプレートと車検証を持って軽自動車検査協会へ行けば手続きできます。車を持ち込む必要はありません。新しいプレートを受け取って、自宅で前後に取り付ければ終わりです。

車両番号標の表示義務は普通車と同じで、プレートを付けずに走ると73条1項違反(109条・50万円以下の罰金)の対象です。取り外してから取り付けるまでの間は運転しないようにします。

よくある質問

Q1:車のナンバー変更にはいくらかかりますか?

ナンバープレート代が本体です。東京都の中型(乗用車)2枚組で、ペイント式1,980円・字光式5,600円・希望ナンバーのペイント式5,000円・字光式9,000円・全国版図柄入り8,500円(関東運輸局・令和7年11月4日現在)。図柄入りをフルカラーにするなら寄付金1,000円以上を足します。登録手数料は、希望ナンバーや図柄への変更(番号変更・交換申請)なら無料、引っ越しで管轄が変わる変更登録なら窓口500円、名義変更で管轄が変わる移転登録なら窓口700円です(国土交通省 手数料一覧表・令和8年4月1日現在)。

Q2:希望ナンバーへの変更はどのくらい日数がかかりますか?

全国自動車標板協議会の申込サイトで予約し、入金確認から交付可能になるまで6営業日です。抽選対象の番号(全国共通は1・7・8・88・333・358・555・777・888・1111・8888の11通り+地域別)は、毎週日曜21時までの申込を翌月曜に抽選し、当選してから入金するので1週間ほど余分に見ておく計算。図柄入りは注文製作で、軽自動車検査協会は通常10業務日程度と案内しています。予約済証は交付可能日から1か月以内に受け取り、その間に運輸支局で番号変更をします。

Q3:車のナンバー変更に必要な書類は何ですか?

普通車の番号変更(希望ナンバー・紛失など)は、自動車登録番号標交付申請書(OCR第3号様式)・手数料納付書・車検証・今のナンバープレートが基本です。希望ナンバーなら希望番号予約済証、字光式なら字光式番号標交付願、盗難や遺失で返納できないなら届出警察署名・届出日・受理番号を書いた理由書、代理人が申請するなら所有者の委任状を足します(国土交通省)。引っ越しと同時なら住民票・車庫証明・変更登録申請書も要ります。軽自動車は車検証・ナンバープレート・軽第1号または第3号様式・(希望なら)予約済証で、使用者以外が行くなら申請依頼書です。

Q4:ナンバープレートは自分で交換できますか?

普通車は、プレートを外して付けるところまでは自分でできますが、後ろのプレートの封印は運輸支局か封印取付受託者にしか付けられません。封印を自分で外すと道路運送車両法11条5項違反で、108条1号(6月以下の拘禁刑または30万円以下の罰金)の対象です。例外は整備のため特に必要があるときだけ(施行規則8条3項)。運輸支局に車を持ち込むか、委託を受けた行政書士の出張封印を使います。軽自動車には封印がないので、自分で外したプレートを軽自動車検査協会へ持ち込み、新しいプレートを自分で取り付けられます。

Q5:引っ越しをするとナンバーは変わりますか?

変わるのは、使用の本拠の位置を管轄する運輸支局が変わるときです。同じ管轄内の引っ越しなら、変更登録で車検証の住所が変わるだけでナンバーはそのままで、車の持ち込みも要りません。例外がご当地ナンバーで、近畿運輸局は同じ管轄内でも堺市や橿原市などへ転出・転入するとナンバーが変わると案内しています。変わる場合は変更登録(窓口500円)と一緒にナンバー交換をし、東京都なら中型ペイント式1,980円のプレート代。住所変更の手続き全体は車の住所変更はどうやる?で分けています。

Q6:ナンバープレートをなくした・盗まれたときはどうすればいいですか?

先に警察署へ遺失届か盗難届を出し、受理番号を控えます。運輸支局では、返納できない旨と届出警察署名・届出日・受理番号を書いた理由書を添えて番号変更を申請します(国土交通省)。番号は新しくなり、希望ナンバーを予約しておけばその番号にできます。登録手数料は無料で、プレート代(東京都の中型ペイント式1,980円)がかかります。ナンバーを表示しないで走ると19条違反(109条・50万円以下の罰金)の対象なので、なくした車は手続きが済むまで動かさないでください。曲がりや汚れで文字が全部読める状態なら、同じ番号で作り直す再交付の手続きもあります。

Q7:ナンバーが変わったらETCや保険はどうなりますか?

ETC車載器は再セットアップが必要です。ETC総合情報ポータルサイト(ORSE)は「車両のナンバープレートを変更した場合は車両情報が変更になるため、再セットアップが必要」とし、しないとETC利用照会サービスやETCマイレージの初期登録、障がい者割引が使えず、企画割引も適用されない場合があると案内しています。作業はセットアップ登録店のみ。自動車保険は保険会社に連絡して契約の登録番号を直し、自賠責保険証明書も保険会社で変更手続きをします。駐車場の管理会社や勤務先の車両届出も忘れやすい連絡先です。

参考にした一次資料

まとめ:車のナンバー変更は「理由で手続き名が変わる・費用はプレート代が本体・普通車は封印で持ち込み」

車のナンバー変更は、引っ越しや名義変更で管轄が変わる場合と、希望ナンバー・図柄入り・紛失で変える場合とで手続きの名前が違います。前者は変更登録(500円)や移転登録(700円)と同時にナンバーを交換し、後者は番号変更や交換申請で登録手数料は無料です。

費用の本体はナンバー代で、東京都の中型はペイント式1,980円・希望ナンバー5,000円・図柄入り8,500円。希望ナンバーは申込サイトで予約し、入金確認から6営業日で交付可能、抽選対象の11番号は毎週月曜に抽選、予約済証は交付可能日から1か月以内に受け取ります。

普通車は後ろのプレートに封印を受けるので車を持ち込み、封印を自分で外すのは11条5項違反です。軽自動車は封印がなく自分で外して持ち込めますが、管轄が変わらない番号だけの変更は滅失・毀損などに限られる点に注意。変わったらETC車載器の再セットアップと保険会社への連絡まで済ませて完了です。

この記事のまとめ

  • ナンバーが変わる場面は4つ。管轄が変わる(変更登録500円・移転登録700円)/希望ナンバー(番号変更・無料)/図柄入り(交換申請・無料)/紛失・盗難(番号変更+理由書・無料)
  • 費用の本体はナンバー代。東京都の中型ペイント式1,980円・字光式5,600円・希望5,000円・図柄8,500円(関東運輸局・令和7年11月4日現在)。フルカラーは寄付金1,000円以上
  • 希望ナンバーは申込サイトで予約→入金確認から6営業日で交付可能→予約済証は1か月以内に受け取り。抽選対象は全国共通11番号+地域別、毎週月曜に抽選
  • 図柄入りは全国版(令和9年4月30日まで)・GREEN×EXPO 2027(令和9年11月30日まで)・地方版・都道府県版。図柄に字光式はなく、注文製作で10業務日程度
  • 普通車は後ろの左側に封印。自分で外すと11条5項違反(108条・6月以下の拘禁刑または30万円以下の罰金)。整備のためだけ例外。持ち込めないなら出張封印
  • 紛失・盗難は先に警察へ。理由書に届出警察署名・届出日・受理番号。ナンバーなしで走ると19条違反(50万円以下の罰金)
  • 軽自動車は封印なしで自分で外して持ち込める。管轄が変わらない番号だけの変更は滅失・毀損などに限る。図柄入りは黄色の縁取り
  • 変わったらETC車載器の再セットアップ(登録店のみ)・任意保険と自賠責の登録番号変更・駐車場と勤務先への届出

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免責事項

※本記事はe-Gov法令検索の現行条文と、国土交通省・全国自動車標板協議会・軽自動車検査協会・関東運輸局・近畿運輸局・ITSサービス高度化機構などの公開案内をもとにした整理です(2026年9月時点)。ナンバープレートの交付手数料は都道府県や種類で異なり、本記事の金額は関東運輸局の一覧表(東京都・神奈川県)を例にしています。出張封印や代行の費用は事業者ごとの価格で、本記事では示していません。法令・運用は改定されることがあるため、実際の手続きは管轄の運輸支局・軽自動車検査協会・予約センターの案内でご確認ください。

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この記事を書いた人

家族でヴォクシーに乗っている、ごく普通の会社員のSaitoです。きっかけは、夜の高速道路で追突された事故でした。保険会社のフリーダイヤルに、15分間つながらなかった。あの時間の長さで、保険は契約書のスペックではなく、いざという場面での対応力で選ぶものだと痛感しました。

それから、主要な自動車保険を10社以上、実際に契約しては乗り換えて、対応を比べてきました。CMで見る「満足度が高い」という数字と、夜間のオペレーターやレッカー手配の速さは、必ずしも一致しません。このサイトでは、事故対応やロードサービス、弁護士特約の使いどころなど、カタログでは分からない部分を、家族を持つドライバーの目線でまとめています。

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