自動車保険の等級制度を完全攻略!引き継ぎや期限切れの救済措置、裏ワザまで徹底解説

ノンフリート等級、等級継承、契約切れなど自動車保険の等級について

「保険会社を変えたいけど、せっかく上がった等級はどうなるの?」
「うっかり更新を忘れて満期が過ぎてしまった!等級は消える?」
「事故で等級が下がると、保険料はどれくらい高くなる?」

自動車保険の保険料を最も大きく左右するもの、それが「ノンフリート等級」です。
この仕組みを正しく理解していないと、年間数万円、場合によっては10万円以上も損をする可能性があります。

特に注意が必要なのが「保険会社の乗り換え」や「契約切れ(満期日過ぎ)」のタイミングです。
対応を間違えると、積み上げてきた割引権利が一瞬で消滅してしまうことも。

この記事では、複雑な等級制度の仕組みから、他社への引き継ぎルール、そして万が一契約が切れてしまった時の救済措置まで、専門家の視点でわかりやすく解説します。

この記事でわかること

  • 等級が1つ上がるといくら安くなる?仕組みを解説
  • 他社に乗り換えても等級は引き継げるのか
  • 契約切れから「7日以内」ならセーフな理由
  • 事故で下がった等級(割増)をリセットする裏ワザ
目次

自動車保険の「ノンフリート等級制度」とは?

まず、基本となる「ノンフリート契約」と「等級」の関係について解説します。ノンフリート契約とは 所有・使用する車が9台以下の場合の契約です。個人や一般的な家庭の契約は、ほぼ全てこれに該当します。(※10台以上の場合は「フリート契約」となり、ルールが異なります)

等級によって保険料は「天と地」ほど変わる

ノンフリート等級は、1等級〜20等級までのランク分けされています。
数字が大きくなるほど割引率が高くなり、保険料が安くなる仕組みです。

  • 新規契約:通常は「6等級(6S)」からスタート
  • 最高ランク:20等級(割引率 最大63%など)
  • 最低ランク:1等級(割増率 最大など)

例えば、同じ補償内容でも「6等級」の人と「20等級」の人では、保険料に2倍〜3倍以上の差がつきます。
等級はまさに、ドライバーの「信用の証」であり「資産」なのです。

等級が「上がる時」と「下がる時」

等級は固定されたものではなく、1年間の事故実績によって毎年変動します。

変動パターン条件翌年の等級
上がる時1年間、無事故で保険を使わなかった1等級アップ
(割引率アップ)
下がる時事故で保険を使った(3等級ダウン事故)3等級ダウン
(保険料大幅アップ)
下がる時盗難や落書きなど(1等級ダウン事故)1等級ダウン
(保険料アップ)

一度事故を起こして3等級下がると、元の等級に戻るには3年かかります。
さらに、「事故あり係数」というペナルティ期間が適用されるため、単純な等級ダウン以上に保険料の負担は重くなります。

保険会社を変えても「等級引き継ぎ」は可能!

「今の保険会社、ちょっと高いな…」と思った時、等級が消えてしまうのを恐れて乗り換えを躊躇していませんか?
安心してください。自動車保険の等級は、保険会社を変えても引き継がれます。

損保会社・共済間でデータは共有されている

各損害保険会社やJA共済(農協)などは、「情報交換制度」によって顧客の等級データを共有しています。
そのため、A社からB社へ乗り換える際も、正しい手続きを行えば現在の等級(割引率)がそのまま適用されます。

注意:ごまかしは通用しません
「事故で等級が下がったから、新しい会社では黙って6等級で契約しよう」としても、情報交換制度によりバレてしまいます。
その場合、追加徴収や契約解除の対象となるため、正直に申告しましょう。

※一部の「共済」では、等級引き継ぎができない(相互交換していない)ケースがあります。共済から民間の保険会社へ切り替える際は、事前に確認が必要です。

「契約切れ」でも諦めない!等級を守る7日ルール

「忙しくて更新手続きを忘れていた!」「気付いたら満期日が過ぎていた…」
このような「うっかり失効(契約切れ)」は誰にでも起こり得ます。

通常、契約が切れると等級はリセット(6等級に戻る)されてしまいますが、救済措置があります。

【重要】満期日から7日以内ならセーフ

多くの保険会社では、契約切れ(満期日)の翌日から7日以内に手続きを行えば、以前の等級を引き継いで再契約(または他社へ乗り換え)ができるルールを設けています。

この「7日間」が運命の分かれ道です。1日でも過ぎてしまうと、積み上げた20等級も水の泡になりかねません。
気付いた時点で、即座に保険会社へ連絡してください。

注意点:空白期間の事故は補償されません
等級の引き継ぎはできても、契約が切れている期間(数日間)に起きた事故については、補償対象外となるのが原則です。
無保険状態で運転することは絶対に避けてください。

例外的な救済措置(やむを得ない事情)

7日を過ぎてしまっても、以下のような「やむを得ない事情」がある場合は、特例として等級継承が認められることがあります。

  • 契約者が災害に遭った
  • 契約者が長期間入院していて手続きできなかった

この場合、診断書などの証明書類が必要になりますが、諦めずに保険会社に相談してみましょう。

【裏ワザ】事故で等級が下がった時の「13ヶ月ルール」

事故を起こして等級が大幅に下がり、保険料が跳ね上がってしまった場合、実は「車に乗らない期間」を作ることで、悪い等級をリセットする方法があります。

13ヶ月以上空ければ6等級に戻る

前述の通り、保険会社間では等級データが共有されています。
しかし、このデータの保有期間には期限があります。

解約日(満期日)から13ヶ月以上経過すると、過去の等級データはリセットされます。
つまり、13ヶ月間、車を持たず保険にも入らない期間を作れば、次に加入する時は「事故歴のない新規6等級」として再スタートできるのです。

「1等級などの極端な割増等級になり、保険料が払えないレベルになった」という場合は、一度車を手放し、1年強待つというのも一つの戦略です。

【まとめ】今の等級で一番安い会社を見つけよう

自動車保険の等級について、重要なポイントを振り返ります。

  • 等級は「資産」。20等級なら半額以下になる。
  • 保険会社を変えても等級は引き継げる
  • 契約切れでも「7日以内」なら間に合う可能性大。
  • 事故で下がった等級は、13ヶ月待てばリセットできる(車に乗らない場合)。

同じ等級でも、保険会社によって保険料は違う

最後に重要なことをお伝えします。
「等級」はどの会社でも引き継げますが、「保険料」は会社によって全く違います。

同じ「15等級」だとしても、A社では5万円、B社では3万円ということが普通に起こります。
特に代理店型からダイレクト型(ネット型)に切り替えるだけで、等級そのままで保険料が数万円安くなるケースは非常に多いです。

せっかく大切に育てた等級です。その価値を最大限に活かすために、今の等級だと他社でいくらになるのか、一度確認してみてはいかがでしょうか。

※利用は完全無料。等級引継ぎ後の正確な金額がわかります。

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この記事を書いた人

「現場の安心」を重視する保険マニア 「いざという時に電話が繋がらない保険は無意味」と断言するヴォクシー乗り。自身の事故体験をベースに、カタログスペックでは分からない「現場の対応力」や「示談交渉力」を徹底調査しています。あなたとご家族を守る、後悔しない選び方を提案します。

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