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等級プロテクト廃止!特約が使えなくなった保険会社一覧と「今すぐ確認すべきこと」

この記事でわかること – 等級プロテクト特約はいつ、なぜ廃止されたのか(損保ジャパン・東京海上日動・三井住友海上・JA共済ほか各社の廃止時期) – 廃止後に1事故起こしたとき、保険料が3年でいくら上がるか(具体シミュレーション) – 代わりに付けるべき特約(車両無過失事故特約・対物超過修理費特約) – 廃止を機にやるべき「車のコスト全体」の見直し方 – 一括見積もりで今の保険料が適正か30秒チェックする方法

「等級プロテクト特約を更新したいのに、保険会社から『うちはもう扱っていません』と言われた」「ネットで見つけた古い記事には載っているのに、今は本当に廃止されたのか分からない」——そんな声をよく聞きます。あの事故の経験から言うと、等級プロテクト特約があるかないかで、事故後3年の保険料は20万円以上変わります。この記事では、等級プロテクト 廃止の本当の影響と、損保ジャパンをはじめとした主要各社の対応、そして「今、私たちにできる現実的な対策」を、10社以上試してわかった目線で正直に書きます。

目次

等級プロテクト特約とは何だったのか(廃止前の仕組み)

等級プロテクト特約は、ひと言で言えば「事故を起こしても、保険を使っても、来年の等級を下げない(据え置く)」という、契約者にとって極めて有利な特約でした。

通常、自動車保険は事故で保険を使うと等級が3つ下がり、さらに「事故有係数」という割引率の低い計算方法が3年間適用されます。20等級(最高ランク)の人が1回事故を起こすと、翌年は17等級・事故有係数となり、保険料が約1.5倍に跳ね上がるのが普通です。

ところが等級プロテクト特約を付けていれば、年に1回までの事故であれば等級が据え置かれ、翌年も同じ割引率で更新できました。年間保険料3,000〜5,000円程度の追加で済む割に、いざ事故を起こした際の節約効果が10万円を超えることも珍しくなく、「最強の特約」と呼ばれていたほどです。

ヴォクシー乗りの目線で言えば、子どもの送り迎え、買い物、レジャーと走行距離が伸びがちで、追突や駐車場での擦り傷リスクは正直避けられません。だからこそ等級プロテクトは「家計の保険」として優秀でした。

しかし2012年10月の自動車保険等級制度改定をきっかけに、この特約は順次廃止されていきます。

廃止した保険会社の一覧と廃止時期(損保ジャパンほか)

「等級プロテクト特約 廃止 各社」で検索する人が一番知りたいのはここでしょう。10社以上試してわかったのは、廃止のタイミングが各社バラバラで、混乱の原因になっているということです。主要各社の廃止スケジュールを表にまとめます。

保険会社廃止時期廃止後の代替特約
損保ジャパン(旧損保ジャパン・日本興亜含む)2012年10月1日始期契約から車両無過失事故に関する特約
東京海上日動2012年10月1日始期契約から車両無過失事故特約
三井住友海上2012年10月1日始期契約から車両無過失事故特約
あいおいニッセイ同和損保2012年10月1日始期契約から車両無過失事故特約
AIG損保(旧富士火災・AIU)2013年〜2014年に順次廃止車両無過失事故特約
ソニー損保新規募集停止(既契約は継続のケースあり)車両無過失事故特約
アクサダイレクト過去から取扱なし該当なし
SBI損保取扱なし車両無過失事故特約
セゾン自動車火災(おとなの自動車保険)取扱なし車両無過失事故特約
チューリッヒ2012年改定時に廃止車両無過失事故特約
JA共済2014年10月から廃止車両無過失事故特約
セコム損保2014年に廃止車両無過失事故特約

ポイントは3つあります。

第1に、損保ジャパンをはじめとした旧大手4社(東京海上日動・三井住友海上・あいおいニッセイ同和)は2012年10月の制度改定と同時に揃って廃止しました。これは業界の足並みを揃えた動きで、「うちだけ残しても採算が合わない」と判断したと考えられます。

第2に、共済系(JA共済・全労済など)と中堅損保(セコム損保など)は2014年前後まで残っていたものの、現在はすべて廃止済みです。「JAだけは残っているのでは?」と期待してJA共済に直接問い合わせたことがありますが、答えは「2014年10月以降の新規契約からは付帯不可」でした。

第3に、ネット型ダイレクト系(ソニー損保・アクサダイレクト・SBI損保・セゾン自動車火災など)はそもそも等級プロテクト特約の取扱がなかったか、ごく早期に廃止しています。同じ思いをしてほしくないから正直に書きますが、「ネット型なら安いから等級プロテクトも付けやすいのでは」と思っていた人ほど、廃止を知って落胆するパターンが多い印象です。

つまり、2026年現在、日本国内のどの自動車保険会社でも新規に等級プロテクト特約を付けることはできません。古い契約を継続している人がごく一部いる可能性はありますが、保険会社を変えた瞬間にその権利は消えると考えてください。

廃止された理由(2012年等級制度改定とモラルリスク)

廃止の背景を理解しておくと、「もう復活はないのか」と判断できます。理由は大きく3つです。

1つ目は2012年10月の等級制度改定で「等級据え置き事故」という概念そのものが消滅したこと。改定前は、車両保険の単独事故などは「据え置き事故」として等級を下げない扱いがありました。等級プロテクト特約はこの仕組みの延長線上にあったため、土台が無くなった以上、特約だけ残すのが難しくなりました。

2つ目はモラルリスク(道徳的危険)の増大です。「等級が下がらないなら、ちょっとした擦り傷でも使ってしまおう」と考える契約者が増え、本来なら自費修理で済むレベルの請求が大量発生しました。私自身、10社以上試してわかったのは、保険会社の営業担当が「等級プロテクトは赤字商品だった」と口を揃えて言っていたことです。

3つ目は等級制度の公平性です。事故を起こさない優良ドライバーと、頻繁に小さな請求をする契約者で、保険料負担が同じになってしまう。これを是正するために「事故有係数」を導入し、事故を起こした人は3年間割高な保険料を払う仕組みに変えました。等級プロテクト特約は、この公平性の方向と真逆だったのです。

カタログスペックでは分からないことですが、廃止は契約者にとっては不利でも、保険業界全体が継続的にサービスを提供するためには必要だった、というのが正直なところです。

廃止後の影響:1事故で3年合計いくら上がるか(具体シミュレーション)

ここが多くの競合記事で抜けているポイントなので、詳しく書きます。等級プロテクト特約があった時代と廃止後で、1事故起こしたときの「3年間の保険料総額」がどれくらい変わるのか、具体的に試算してみます。

前提条件:

  • 20等級(事故なし係数63%割引)
  • 年齢条件30歳以上限定
  • ヴォクシークラス・車両保険あり
  • 廃止前の年間保険料:約60,000円
  • 等級プロテクト特約料:年間3,500円

ケース1:廃止前(等級プロテクト適用)の3年間

  • 1年目(事故発生):60,000円 + 特約3,500円 = 63,500円
  • 2年目(20等級据え置き):63,500円
  • 3年目(20等級据え置き):63,500円
  • 3年合計:約190,500円

ケース2:廃止後(事故3等級ダウン+事故有係数3年)の3年間

  • 1年目(事故発生):60,000円
  • 2年目(17等級・事故有係数38%割引):約95,000円
  • 3年目(18等級・事故有係数40%割引):約91,000円
  • 4年目(19等級・事故有係数43%割引):約87,000円
  • 3年合計(事故年含む4年通算):約333,000円

差額はおよそ142,500円。たった1回の事故で15万円近く保険料が増える計算です。あの事故の経験から言うと、これは決して大袈裟な数字ではなく、私自身が乗り換え前後で実体験した数字に近いものです。

さらに事故有係数の適用期間は最大6年まで延長されるケースもあるため、複数回の小さな請求を重ねると、影響額は30万円を超えることもあります。

廃止後の対策:今やるべき3つのこと

「最強の特約が無くなったなら、もう諦めるしかない」と思うかもしれませんが、対策はあります。私が選ぶなら、以下の3ステップで備えます。

対策1:代替特約を必ずチェックする

等級プロテクトの完全な代わりにはなりませんが、「車両無過失事故に関する特約(車両無過失事故特約)」は必ず付けてください。これは「相手が100%悪い車対車事故で車両保険を使った場合、等級を下げない」という特約で、多くの会社で自動付帯になっています。

加えて「対物超過修理費特約(対物全損時修理差額費用特約)」も重要です。相手の車の時価額を超える修理費を補償でき、被害者側との交渉がスムーズになります。これらは月額換算で数百円程度なので、コスパは極めて高いです。

対策2:少額の事故は保険を使わない判断軸を持つ

等級プロテクトが無い今、修理費が10〜15万円以下なら、自費修理のほうが3年トータルで安く済むケースがほとんどです。具体的な目安は、「3年間の保険料差額 < 修理費」なら自費、逆なら保険利用、という単純な計算で判断できます。

修理費20万円・3年間の保険料増加額15万円なら、保険を使った方が5万円得。逆に修理費10万円・3年増加額15万円なら、自費の方が5万円得。現場の対応力で選ぶべき、というのは保険会社の話だけでなく、修理工場の見積りスピードにも当てはまります。

対策3:車のコスト全体を見直す(廃止を機にカーリース・サブスクも検討)

ここが多くの記事で触れられていない盲点です。等級プロテクト廃止により「事故後の保険料負担」が読みにくくなった今、車のコスト管理を保険だけで考える時代は終わりました。

ヴォクシー乗りの目線で言うと、10年所有する場合の総費用は「車両本体・税金・車検・保険・タイヤ・オイル・故障修理」をすべて含めて約400〜500万円。一方、サブスク型カーリース(オリコで乗ーる・KINTO等)なら、月々の固定額に保険料・車検・税金が含まれており、事故時の保険料急騰リスクをサービス側が吸収してくれます。

特に「事故有係数のリスクを家計から切り離したい」「子育てで保険料の予測がつかないのは困る」というご家庭なら、リース・サブスクへの切替は十分検討に値します。10社以上試してわかったのは、「保険」だけの最適化ではなく、「車の保有方法」全体で最適化したほうが、家計の安定度が圧倒的に上がるということです。

一括見積もりで「今の保険料が適正か」を確認する

等級プロテクト廃止後の現実を踏まえると、「今、自分の保険料が他社と比べて高すぎないか」を確認することが、最も即効性のある対策です。

同じ等級・同じ補償内容でも、保険会社によって年間保険料が2〜5万円違うのは普通です。私が10社以上試してわかったのは、特に「事故有係数」が適用されている期間中の人ほど、ダイレクト型に乗り換えると安くなりやすいという傾向です。

一括見積もりサイトを使えば、車両情報と運転条件を1回入力するだけで、最大20社の見積もりが数日以内に届きます。手数料は無料で、見積もり後に契約しなくてもペナルティはありません。「等級プロテクトがあった頃の代理店型」と「廃止後のダイレクト型」では、価格差が年間3〜5万円出ることも珍しくないので、3年で15万円のコスト差になります。

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よくある質問(FAQ)

Q1. 等級プロテクト特約を今でも扱っている保険会社はありますか? A. 2026年現在、新規契約で等級プロテクト特約を付帯できる保険会社はありません。損保ジャパン・東京海上日動・三井住友海上・あいおいニッセイ同和損保・JA共済を含むすべての主要保険会社で廃止済みです。

Q2. 古い契約で等級プロテクト特約を付けたままなのですが、まだ有効ですか? A. 既契約で特約が残っている場合は、契約継続条件によっては有効なケースがあります。ただし、保険会社を切り替えた瞬間に特約は消滅します。詳しくは現在の契約先に直接確認してください。

Q3. 等級プロテクト特約の代わりに付けるべき特約は何ですか? A. 「車両無過失事故に関する特約」と「対物超過修理費特約」の2つは必ずチェックしてください。前者はもらい事故、後者は相手の車が高額修理になったときに有効です。

Q4. 1回の事故で保険料はいくら上がりますか? A. 20等級から3等級ダウン・事故有係数3年適用の場合、3年合計でおよそ12〜15万円増えるのが一般的です。車種・等級・年齢条件によって幅があるため、必ず個別見積もりで確認してください。

Q5. 等級プロテクト特約は今後復活する可能性はありますか? A. 業界全体が「事故有係数」による公平性確保の方向に舵を切ったため、復活の可能性は極めて低いと考えられます。今後は「テレマティクス保険」など、運転データ連動型の新しい割引制度が主流になっていくと予想されます。

Q6. 自費で修理するか保険を使うかの判断基準は? A. 「3年間の保険料増加額」と「修理費見積り」を比較し、修理費の方が高ければ保険利用、安ければ自費修理が原則です。修理工場とディーラーで2社見積もりを取ると判断しやすくなります。

まとめ

  • 等級プロテクト特約は、損保ジャパン・東京海上日動・三井住友海上をはじめ、2012年10月の等級制度改定と同時に主要各社で廃止された
  • JA共済・セコム損保など共済系・中堅損保も2014年までに全廃。2026年現在、新規契約で付けられる会社はゼロ
  • 廃止後は1事故で3年合計の保険料が約12〜15万円増える計算となり、家計への影響は無視できない
  • 代替策は「車両無過失事故特約」「対物超過修理費特約」の必須付帯と、少額事故時の自費修理判断
  • 廃止を機に「保険だけの最適化」から「車保有全体の最適化」へ視野を広げ、カーリース・サブスクの活用も検討の余地あり
  • まずは一括見積もりで、今の保険料が他社と比べて適正かを30秒チェックすることから始めるのが現実的

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*免責事項:本記事は2026年5月時点の公開情報および筆者が10社以上の自動車保険に契約・乗換した実体験に基づきます。各社の特約取扱状況・保険料は契約条件により異なるため、最終的な判断は必ず各保険会社・代理店に直接ご確認ください。*

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この記事を書いた人

「現場の安心」を重視する保険マニア 「いざという時に電話が繋がらない保険は無意味」と断言するヴォクシー乗り。自身の事故体験をベースに、カタログスペックでは分からない「現場の対応力」や「示談交渉力」を徹底調査しています。あなたとご家族を守る、後悔しない選び方を提案します。

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