自動車保険は毎年更新するだけで、
交通事故に合うことがないのが理想的ですが、
自動車運転はある程度危険性がある乗り物なので、
事故に全く合わないのも現実的ではありません。

一方、無事故の場合、自動車保険料掛け捨てで、
お金は出て行くばかりになってしまいます。

ほとんど同じ補償内容なのに
保険会社によって保険料がまったく違ってくるのが、
自動車保険の世界では当たり前になっています。

まず自動車保険の仕組みを理解し、
保険料をさらに安くするコツをつかみましょう。

(1)リスク要因で保険料が決まる

自動車保険料は金融庁が定める以下の9つのリスク要因に対して、
保険会社が独自に保険料率を算定して、
保険料が設定できるようになっています。

金融庁が定める9つのリスク要因

1. 年齢 担保年齢、料率間格差は3倍以内
2. 性別 男女による違い、格差は1.5倍以内
3. 運転歴 運転者の事故の有無、経験年数など(いわゆる等級)
4. 使用目的 自家用、業務用などの違い
5. 使用状況 年間の走行距離などによる違い
6. 種別 乗用自動車、貨物自動車、軽自動車などによる違い
7. 安全装置 エアバッグ、ABS、盗難防止装置などの有無による違い
8. 所有台数 1台と複数台数目による違い
9. 地域 全国7地域のブロック別による違い。格差は1.5倍以内

一般的に「リスク細分型自動車保険」と呼ばれる保険は、
9つのリスクの区分を従来以上により細分化させた保険になります。

上記リスク要因のすべての項目を
自動車保険料に反映させている損害保険会社もあれば、
任意でいくつかの項目だけを反映させている保険会社もあります。

結果として、従来の保険料より安くなる場合と
高くなる場合が出てきています。

いろいろな条件の違いにより、
保険料に差が出てきますので、

詳しい内容については、
無料で見積りができるインターネットを利用し、
各損害保険会社の特徴や料金を把握して、
自分にあった保険を選ぶようにしましょう。

(2)代理店を通さず、直販でコストダウン

自動車保険の販売方法には以下の2種類があります。

  1. 代理店網を使い販売する方法
  2. ダイレクト取引(直接契約者と保険会社が契約する)

もちろん、支払う保険料のうち「代理店手数料」というのも、
保険料に対し大きな割合を占めています。

代理店手数料は電話やインターネットによる
ダイレクト取引であれば、削減できる費用です。

自動車保険自由化以降に参入してきた外資系企業の多くは、
ダイレクトに取引できる直販体制をとり、
保険料の安さを全面に打ち出しています。

直販の保険会社も一部代理店を通し
保険を売っているところもあり、
そこで保険を契約すると「安い」直販と、
「きめ細かなフォローが期待できる」代理店の両方のメリットを得ることもできます。

また、インターネットで契約の申込をすると
「インターネット割引」で一律2,000~2,500円引き、
保険料を6%割引などの特典が付くこともあります。

(3)複雑な仕組みを理解する手助け、まずは見積を取ろう

自動車保険というのは種類が多く、
損害保険会社によって独自のサービスもあり、
どれを選ぶと良いのか悩みがちなものです。

それぞれ、加入者の車種や年齢条件により違いがあるので、
まずは面倒でも数社から同じ条件で見積をとり、
保険料はもちろん、補償やサービス内容など
あらゆる角度から比較してみることが大切です。

自動車保険の見積もりを行うには具体的なデータ必要ですが、
車検証、運転免許証、現在加入している保険の証券などを準備すれば、
インターネットを利用して、最低限の手間で比較することが可能です。

見積は無料ですし、
見積を依頼したからといってその会社と契約する必要もありません。
まずは気軽に検討してみましょう!