ユーザー車検のやり方は、予約システムで日時を取り、当日に運輸支局か軽自動車検査協会で書類と手数料を出し、検査コースで7つの検査を受ける3段階です。手数料は普通車2,600円・軽自動車2,500円(2026年4月改定後)で、コースの所要は約10〜15分です。不合格でも当日なら2回まで再入場できます。
この記事でわかること
- ユーザー車検とは何か、業者に頼む車検と手数料・所要時間・整備の責任がどう違うか
- 予約の取り方(普通車は自動車検査インターネット予約システム・軽は軽自動車検査予約システム)と、予約できる期間の実際
- 24か月点検を検査の前にやるか後にやるか(後整備)の分かれ目と、当日までに車をどんな状態にしておくか
- 当日の窓口の順番(普通車と軽で違う)と、手数料2,600円/2,500円・重量税・自賠責をどこで納めるか
- 検査コースの7工程で検査官が見るものと、自分がハンドルを握って操作すること(プローブ・パッシング・ブレーキ・エンジン停止)
- 不合格になった日の動き方(再入場は2回まで・限定自動車検査証15日)と、合格後のステッカーの貼り方
- ユーザー車検が向く人・向かない人と、初めての人がつまずく場面
一次資料: 自動車技術総合機構「継続検査の流れ」(参照)/同「初めての検査を受けられる方」(参照)/同「費用目安」(参照)/国土交通省「ユーザ自身が検査手続を行う方法」(参照)/軽自動車検査協会「検査の受け方」(参照)/同「継続検査(車検)」(参照)
先に結論から
ユーザー車検は、自分で車を検査場に持ち込み、検査官の指示どおりにコースを走るだけで通せる手続きです。整備士の資格も、特別な工具も要りません。要るのは、予約・書類・車の状態の3つを当日までにそろえておくことです。
自動車技術総合機構(NALTEC)は、検査コースの所要時間を約10〜15分と案内しています。受付と書類の作成を入れても、混んでいなければ1時間前後で新しい車検証を受け取れます。手数料は普通車2,600円・小型車2,500円・軽自動車2,500円で、2026年4月1日に上がった後の額です。
つまずくのは検査コースの中よりも、その前後です。予約の枠の取り方、24か月点検を先にやるか後にやるか、不合格になった日の動き方の3か所を押さえれば、初めてでも当日に迷いません。
この記事が扱う範囲
- 扱うのは自分で運輸支局・軽自動車検査協会に持ち込む継続検査(ユーザー車検)の手順です。予約・前日までの準備・当日の窓口と検査コース・不合格と合格後・向き不向きを一本にまとめています
- 持っていく書類の一覧(車検証・自賠責・申請書・検査票・納付書・点検整備記録簿)と書き方は、車検の必要書類の記事で普通車と軽に分けて整理しています。本記事で触れるのは書類の名前までです
- 不合格になる基準(タイヤの溝・ガラスの透過率・警告灯・OBD検査)と、限定自動車検査証で受ける再検査の手数料は、車検に通らない理由の記事が本体です。本記事は当日の再入場までを書きます
- 重量税・自賠責を含めた費用の全体は「車検費用の内訳は3つ」、満了日の2か月前から受けられる仕組みと車検が切れた後の手順は車検が切れたらどうなる?で分けています
ユーザー車検とは|自分で運輸支局・軽自動車検査協会に持ち込む継続検査
ユーザー車検とは、業者に頼まず自分で車を検査場に持ち込んで受ける継続検査のことです。普通車(登録自動車)は運輸支局・自動車検査登録事務所、軽自動車は軽自動車検査協会の事務所・支所が窓口で、検査そのものは自動車技術総合機構の検査官が行います。
ユーザー車検と業者に頼む車検の違い(自動車技術総合機構・軽自動車検査協会・2026年9月時点)
| 項目 | ユーザー車検(自分で持ち込み) | 指定整備工場(民間車検場)に依頼 | 認証工場・ディーラー等の代行 |
|---|---|---|---|
| 検査を受ける場所 | 運輸支局等・軽自動車検査協会の検査コース | 工場内で検査し、保安基準適合証を提出。車の持ち込みなし | 工場が整備し、工場が検査場へ持ち込む |
| 検査手数料(普通車) | 2,600円(国600円+機構2,000円) | 2,100円(国1,700円+機構400円) | 2,600円+代行手数料 |
| 検査手数料(軽自動車) | 2,500円(検査2,100円+技術情報管理400円) | 2,100円(OSS申請なら1,850円) | 2,500円+代行手数料 |
| 整備 | 自分で点検し、できない項目は工場へ。後整備も可 | 工場が点検整備 | 工場が点検整備 |
| 自分の拘束時間 | 半日(受付・待ち・コース約10〜15分・交付) | 車を預けるだけ | 車を預けるだけ |
| 不合格のとき | 自分で直して当日2回まで再入場。直せなければ限定自動車検査証 | 工場が直してから適合証を出す | 工場が対応 |
出所: 自動車技術総合機構「費用目安」(継続検査 普通自動車2,600円・小型自動車2,500円・指定整備工場経由2,100円・令和8年4月1日改正)・軽自動車検査協会「継続検査(車検)」(持込検査2,500円・保安基準適合証提出2,100円/OSS 1,850円)・同機構「審査の実施」(所要時間約10〜15分)
手数料の差は普通車で500円しかありません。ユーザー車検で安くなるのは、業者の点検整備料と代行手数料が丸ごと消えるからです。その代わり、車が保安基準に合っているかを確かめる責任は自分に移ります。
法定費用の残り2つ、自動車重量税と自賠責保険料はどの受け方でも同じ額です。その内訳と調べ方は「車検費用の内訳は3つ」で整理しています。
「車検を自分で」でできることと、できないこと
車検で自分にできるのは、予約・書類の作成・持ち込み・検査コースの運転・目視でできる点検です。車検そのものは国の検査なので、自分で「合格」を出すことはできません。
点検整備のうち、灯火の点灯・ワイパー・タイヤの溝・オイルの量といった目視で済む項目は自分で確認できます。自動車技術総合機構は「自分でできない項目は、最寄りの整備工場に依頼します」と案内しているので、ブレーキの分解のように工具と知識が要る項目は工場に切り出す形になります。
ユーザー車検の予約のやり方|自動車検査インターネット予約システムと軽自動車検査予約システム
検査場に車を持ち込むには、事前の予約なしでは受けられません。普通車は自動車技術総合機構の「自動車検査インターネット予約システム」、軽自動車は軽自動車検査協会の「軽自動車検査予約システム」で、別々のシステムです。
ユーザー車検の予約システムの比較(自動車技術総合機構・軽自動車検査協会・2026年9月時点)
| 項目 | 普通車(自動車検査インターネット予約システム) | 軽自動車(軽自動車検査予約システム) |
|---|---|---|
| 運営 | 自動車技術総合機構(reserve.naltec.go.jp) | 軽自動車検査協会(kei-reserve.jp) |
| 予約できる期間 | 予約当日を含む14開庁日先まで(国土交通省の案内は「受検日の2週間前から」) | システムのカレンダーで確認(協会の案内に日数の記載なし) |
| 予約できない日 | 土曜・日曜・祝日・年末年始(12月29日〜1月3日) | 同じく閉庁日 |
| アカウント | メールアドレスで利用登録。旧システムのIDは使えない | 利用登録が要る。2年1か月使わないと削除される |
| 対応端末 | PC・スマートフォン。携帯電話(ガラケー)は非対応 | PC・スマートフォン |
| 受ける場所 | 継続検査は全国どこの運輸支局等でも可 | 最寄りの事務所・支所・分室 |
| 予約後 | 予約確認メールを保管 | 予約の確認・取消もシステムで行う |
出所: 自動車技術総合機構「初めての検査を受けられる方」(予約当日を含む14開庁日先まで・土日祝と年末年始は不可・利用登録にメールアドレス・旧システムのアカウントID等は使用不可・ガラケー非対応)・国土交通省「ユーザ自身が検査手続を行う方法」(受検日の2週間前から・全国どこの検査場でも可)・軽自動車検査協会「検査予約システム」(予約・確認・取消・2年1か月未使用で削除)
普通車の「14開庁日先」は、土日祝を数えない日数です。月曜に予約画面を開けば、暦ではおよそ3週間先まで枠が見えることになります。「2週間前から」と覚えていた人は、少し早めに取れると考えてください。
継続検査は全国どこの検査場でも受けられるので、管轄の運輸支局の枠が埋まっていれば、隣の支局で取っても構いません。混雑の時期は事務所ごとに違い、自動車技術総合機構の「全国の事業所」の各ページに目安が載っています。
予約から当日までの3ステップ(普通車)
自動車技術総合機構は、予約の手順を3つのStepで案内しています。①システムの利用登録、②ログインして日時と検査場を選ぶ、③予約確認メールを保管する、の順です。
予約のときに検査の種類を選ぶ画面があります。車検を受けるなら「継続検査」で、新規検査・構造等変更検査・予備検査は別の種類です。改造した車や架装を変えた車は、予約の前に書面審査が要ることがあると同じページに注意書きがあります。
ユーザー車検は、予約から車検証の交付まで6段階で進む
- 自分で車検を通すには、何をどの順でやる?
- 1予約システムで日時を取る普通車は自動車検査インターネット予約システム(14開庁日先まで)、軽は軽自動車検査予約システム。土日祝は受けられない
- 2点検整備をする、または後整備に決める24か月点検の時期は検査の前後を問わない。記録簿の提示がなければ車検証の備考欄に記録される
- 3書類をそろえ、車の状態を整える車検証・自賠責・記録簿は家から。申請書・検査票・納付書は窓口で無料。荷物を降ろし、ホイールキャップを外す
- 4当日の受付で書類を出し、手数料と重量税を納める普通車2,600円・軽2,500円の検査手数料+重量税印紙。自賠責は新しい有効期間の全部を覆う期間で
- 5検査コースで7つの検査を受ける外観・OBD→排ガス→サイドスリップ→速度計→ヘッドライト→ブレーキ→下回り。約10〜15分
- 6窓口に検査票を出し、新しい車検証とステッカーを受け取る不合格なら当日2回まで再入場。直せなければ限定自動車検査証(15日)
図:普通車と軽で予約システムと窓口が違う。検査コースの中身はほぼ同じ。
ユーザー車検の前にやること|24か月点検は先か後か、当日までに車をどう整えるか
ユーザー車検で初めての人が迷うのは、24か月点検(定期点検整備)を検査の前にやるべきかという点です。国土交通省は「定期点検整備の時期は検査の前後を問いません」と案内していて、検査の後に回す「後整備」でも車検は受けられます。
定期点検を検査の前にやる場合と後にやる場合(国土交通省・自動車技術総合機構・軽自動車検査協会・2026年9月時点)
| 項目 | 前整備(点検してから検査) | 後整備(検査に合格してから点検) |
|---|---|---|
| 法律上の扱い | 道路運送車両法48条の定期点検を済ませてから受ける | 同条の点検義務は残る。時期は検査の前後を問わない(国土交通省) |
| 点検整備記録簿 | 当日に提示する | 提示なし。軽自動車検査協会は「その旨が自動車検査証備考欄に記録される」と明記 |
| 不合格のリスク | 点検で不具合を直してあるので低い | 検査で初めて不具合が見つかることがある |
| 費用の出方 | 点検料が先に出る | 検査手数料が先。整備は後で必要な分だけ |
| 向く人 | 車の状態に不安がある人・記録簿を残したい人 | 日常点検をしていて、車の状態が分かっている人 |
出所: e-Gov法令検索「道路運送車両法」第47条の2・第48条・国土交通省「ユーザ自身が検査手続を行う方法」(定期点検整備の時期は検査の前後を問わない)・自動車技術総合機構「継続検査の流れ」(検査合格後に点検整備を行う場合は検査予約に進む)・軽自動車検査協会「継続検査(車検)」【7】(提示がない場合は備考欄に記録)
道路運送車両法48条1項3号は、自家用の乗用車を「一年」ごとに点検する対象にしています。車検が2年に1回でも、点検の義務は毎年あるということです。後整備を選ぶなら、合格した後に点検を受けて記録簿を作るところまでが手続きの一部だと考えてください。
備考欄の記録は、次に車を売るときに「点検整備の実施状況」として残ります。記録を残したい人は前整備、まず通してから整備の量を決めたい人は後整備、と分けるのが実務の線です。
当日までに車をこの状態にしておく
自動車技術総合機構と軽自動車検査協会は、検査コースに入る前の車の状態を細かく指定しています。守られていないと、検査担当者の口頭の指示が入り、従わなければ審査を中断することがあります。
検査コースに入る前に整えておく車の状態(自動車技術総合機構「審査の実施」「初めての検査を受けられる方」・軽自動車検査協会「検査の受け方」・2026年9月時点)
| 項目 | 何をしておくか | 理由 |
|---|---|---|
| 乗車人数 | 運転者1名だけで受ける | 同乗者は検査コースに入れない |
| 荷物 | トランク・荷台の荷物を降ろす | 荷台等は物品が積載された状態でないこと |
| ホイールキャップ | 全輪のホイールキャップ・センターキャップ、灯火のカバーを外す | ホイールナットと灯火を目視で確認する |
| 車台番号 | 打刻が見える状態にし、汚れを落とす | 車検証との同一性確認 |
| 下回り | 泥などを落とす | 装置の確認ができる状態にする |
| 排気管 | プローブ(測定用の棒)が入る状態にする | 排ガス検査で60cm以上差し込む |
| メーター | 総走行距離(オドメーター)を表示させておく | 走行距離の記録 |
| ボンネット | エンジンルームを見る場合は開けて支持棒で保持 | 原動機の型式の打刻確認 |
出所: 自動車技術総合機構「審査の実施」(検査コースでの操作手順と注意事項)・同「初めての検査を受けられる方」(運転者1名のみ・荷物を降ろす・ホイールキャップを外す・車台番号を見える状態に)・軽自動車検査協会「検査の受け方」(1名乗車・ホイールキャップ取り外し)
ホイールキャップは、検査場の駐車場で外す人が多いです。家で外して積んでいくと荷物になるので、工具なしで外れるタイプか前日に確かめておくと当日が楽になります。
書類は、車検証・自賠責保険証明書・点検整備記録簿(前整備の人)を家から持っていきます。継続検査申請書・自動車検査票・重量税納付書は受付窓口で無料配布です。自賠責は、新しい車検証の有効期間の全部を覆う期間のものが要り、「自賠責保険証明書とは」で車検との関係を書いています。
ユーザー車検の当日の流れ|受付・手数料・検査コース・交付の順番
当日は、受付で書類を出す→手数料と重量税を納める→検査コース→窓口で交付の順に進みます。普通車と軽自動車で窓口の並びが違うので、分けて示すと次のようになるでしょう。
ユーザー車検の当日の窓口の順番(自動車技術総合機構・軽自動車検査協会「申請手続きの順序」・2026年9月時点)
| 順 | 普通車(運輸支局等) | 軽自動車(軽自動車検査協会) |
|---|---|---|
| 1 | 受付窓口で予約の確認と書類の確認。申請書・検査票・納付書を受け取り記入 | 5番窓口(協会窓口)で予約の確認・申請書の受付 |
| 2 | 印紙・証紙の販売窓口で検査手数料と重量税の印紙を買い、納付書に貼る(キャッシュレス対応の支局もある) | 3番窓口で検査手数料を納める。重量税印紙は印紙販売窓口で買って納付書に貼る |
| 3 | 自賠責の期間が足りなければ継続加入(事前に済ませておくか、検査場周辺の取扱代理店を予約前に調べておく) | 同左 |
| 4 | 指示された検査コースに並ぶ。初めてなら検査担当者に申し出る | 4番窓口(検査コース)で検査 |
| 5 | コース終了後、検査票に総合判定を受ける | 同左 |
| 6 | 継続検査受付窓口に書類一式を提出し、新しい車検証と検査標章を受け取る | 5番窓口で車検証の交付 |
出所: 自動車技術総合機構「検査受付」(必要書類の購入と作成・予約と書類内容の確認・コースの見学)・同「有効期間の更新(適合した場合)」(提出書類7点・車検証と検査標章の交付)・軽自動車検査協会「申請手続きの順序」(継続検査(ユーザー車検)は5→3→4→5・2023年10月1日更新)
軽自動車検査協会の窓口は1番から7番まであり、継続検査のユーザー車検は5→3→4→5の順です。1番窓口(検査の予約確認)から始まるのはユーザー車検以外の持込検査で、ユーザー車検は5番から始まります。構内の配置は事務所で違うので、着いたら案内板で番号を確かめてください。
普通車は「初めて受検する方は、あらかじめ検査担当者に申し出てください」と機構が案内しています。申し出ると、コースの案内表示の見方や停止位置を先に教えてもらえるので、遠慮しないところです。検査に不慣れなら、コースに入る前に見学することも勧められています。
当日に納める手数料と税(2026年4月1日改定後)
ユーザー車検で当日に納める法定費用(自動車技術総合機構「費用目安」・軽自動車検査協会・2026年4月1日改定後)
| 費用 | 普通自動車(3ナンバー) | 小型自動車(5ナンバー) | 軽自動車 | 納め方 |
|---|---|---|---|---|
| 検査手数料 | 2,600円(国600円+機構2,000円) | 2,500円(国600円+機構1,900円) | 2,500円(検査2,100円+技術情報管理400円) | 印紙・証紙を手数料納付書に貼る(軽は協会窓口で納付) |
| 自動車重量税 | 車両重量と経過年数で決まる | 同左 | 2年で6,600円(13年経過8,200円・18年経過8,800円。エコカー減税は別) | 重量税印紙を納付書に貼る |
| 自賠責保険料 | 24か月分(2026年10月31日始期までと11月1日以降で額が違う) | 同左 | 同左 | 保険会社・代理店に支払う |
| 書類代 | 0円 | 0円 | 0円 | 申請書・検査票・納付書は窓口で無料配布 |
出所: 自動車技術総合機構「費用目安」(継続検査 普通自動車2,600円・小型自動車2,500円・令和8年4月1日より手数料額が変更・書類は受付窓口で無料配布)・軽自動車検査協会「継続検査(車検)」(持込検査2,500円・重量税2年分 自家用6,600円/13年経過8,200円/18年経過8,800円)
検査手数料は2026年4月1日に上がりました。ネットの記事に多い「普通車2,300円・軽2,200円」は改定前の額です。自動車技術総合機構は「令和8年4月1日より、道路運送車両法関係手数料の一部を改正する政令の施行に伴い、手数料額が変更」と明記しています。
重量税の額は車検証の車両重量と初度登録からの年数で決まり、普通車の一覧は「車検費用の内訳は3つ」にまとめてあるので、そちらで調べてください。納税証明書は納付情報が電子化されているため原則不要で、省略できないケースは自動車税の納付はいつまで?で分けています。
ユーザー車検の検査コース|7つの検査で見られることと、自分が操作すること
検査コースでは、検査官の視認と自動の検査機器で、7つの検査を順番に受けます。自分でやるのは、案内表示に従って車を動かし、指示された操作をすることです。軽自動車検査協会が公開している「検査の受け方」の順で示します。
検査コースの7工程で見られることと受検者の操作(軽自動車検査協会「検査の受け方」2024年10月1日更新・自動車技術総合機構「審査の実施」・マルチテスタ方式の例)
| 工程 | 検査官が見るもの | 自分がすること |
|---|---|---|
| ①外観・OBD検査 | 車台番号・原動機の型式・ナンバー等と車検証の同一性。前照灯・制動灯・方向指示器・尾灯・番号灯・警音器・窓ふき器など。OBD検査は対象車のみ | 指示に従ってライト・ウインカー・クラクション・ワイパーを作動させる。指示がないときは動かさない |
| ②排出ガス検査 | 一酸化炭素(CO)と炭化水素(HC)の濃度 | 検査器の車種選択ボタンを押し、プローブを排気管に60cm以上差し込む。降りるときは駐車ブレーキとN(P)。記録器に検査票を入れる |
| ③サイドスリップ検査 | 前輪のホイールアライメント | ハンドルを切らずに、ゆっくり踏板の上を通過する |
| ④スピードメーター検査 | 速度計の誤差 | ローラーの上で加速し、速度計が40km/hを指した瞬間にパッシングする |
| ⑤ヘッドライト検査 | 前照灯の光軸・光量 | 前照灯を点灯(上向きか下向きの表示に従う)し、ギアをNにして駐車ブレーキを引く。終わったら戻す |
| ⑥ブレーキ検査 | 主ブレーキと駐車ブレーキの制動力 | ペダル(レバー)を静かに踏み(引き)、「はなす」「もどす」の表示にすぐ従う。記録器に検査票を入れる |
| ⑦下回り検査 | かじ取・制動・走行・緩衝・動力伝達装置、車わく、排ガス関係、燃料装置 | リフトの中央に乗り込み、ギアをN・エンジン停止・駐車ブレーキ。あとは検査員の指示で操作する |
出所: 軽自動車検査協会「検査の受け方」(外観・OBD/排出ガス/サイドスリップ/スピードメータ・ヘッドライト・ブレーキ/下回りの各操作)・自動車技術総合機構「審査の実施」(検査機器の配置・所要時間約10〜15分・操作手順と注意事項)
検査機器の配置は検査場で違い、普通車の運輸支局では排ガスが最後に来るコースもあります。どのコースでも、案内表示に「進め」「止まれ」「はなす」が出るので、それに従えば順番は気にしなくて済みます。自動車技術総合機構が特に注意しているのは、アクセルとブレーキの踏み違えです。
検査中は自動車検査票を手放さないでください。排ガスとブレーキの後には記録器があり、検査票を差し込んで結果を記録します。折り曲げると記録できないので、クリップボードに挟んでおくと扱いやすいです。
初めての人が止まりやすい3か所
速度計の検査は、40km/hを指した「瞬間」にパッシングです。早すぎても遅すぎても誤差として出るので、メーターの針から目を離さないでください。ローラーの上で加速するのは、初めてだと足がすくみます。
ヘッドライトの検査は、上向きか下向きかを場内の表示で指示されます。表示を見ずに自分の判断で切り替えると測り直しになるので、点灯の前に表示を確かめてください。
下回り検査では、リフトの中央に乗り込んでギアをNにし、エンジンを止めて駐車ブレーキを引きます。その後は検査員が下から「ハンドルを切って」「ブレーキを踏んで」と指示するので、窓を開けて声が聞こえるようにしておいてください。
検査コースで自分が操作する場面は、この5つに絞られる
- ハンドルを握ったまま、どこで何をする?
- 1外観検査:言われた装置だけ動かすライト・ウインカー・クラクション・ワイパー。指示がないときは触らない
- 2排ガス:降りてプローブを差す車種ボタンを押し、60cm以上差し込む。駐車ブレーキとNを忘れない
- 3速度計:40km/hでパッシング針が40を指した瞬間。ローラーの上で加速する
- 4ヘッドライトとブレーキ:表示に従う点灯してN+駐車ブレーキ。ブレーキは静かに踏み「はなす」「もどす」ですぐ動く
- 5下回り:リフト中央でエンジン停止N・エンジン停止・駐車ブレーキ。あとは検査員の声で操作
図:サイドスリップは「ハンドルを切らずに通過」するだけ。操作は要らない。
ユーザー車検で不合格になった日と合格した後|再入場2回・限定自動車検査証15日・ステッカーの貼り方
不合格になっても、当日の審査時間内なら2回まで再入場して、不適合の箇所だけ再検査を受けられます。自動車技術総合機構は「1回の検査申請に基づく再入場回数は2回が限度」で、初回を含めて3回までに適合しなければ再申請になると案内しています。
検査の結果ごとの当日の動き(自動車技術総合機構「再入場(不適合の場合)」「有効期間の更新」・2026年9月時点)
| 結果 | その場でやること | 期限・回数 |
|---|---|---|
| 適合 | 継続検査受付窓口に書類一式を提出し、新しい車検証と検査標章を受け取る。旧ステッカーを剥がして新しいものを貼る | 当日 |
| 不適合(当日に直せる) | 不適合項目を点検・整備し、検査コースに戻る。再検申告ボタンで再検箇所を指定して入場 | 当日の審査時間内・再入場2回まで |
| 不適合(当日に直せない) | 検査官に伝えて限定自動車検査証を受け取る。整備してから不適合箇所だけ再検査 | 発行日を入れて最大15日間 |
| 3回とも不適合 | 再申請して手数料を払い直す | — |
出所: 自動車技術総合機構「再入場(不適合の場合)」(再入場回数は2回が限度・初回を含め3回まで・限定自動車検査証は発行日を入れて最大15日間)・同「有効期間の更新(適合した場合)」・軽自動車検査協会「検査の受け方」(再検申告スイッチボタン)
ライトの球切れやウォッシャー液切れのような軽い不適合なら、その日のうちに直せます。検査場の周辺にある民間の予備検査場(テスター屋)で光軸を合わせたり、部品店で球を買って替えたりして、直してその日のうちに再入場する流れです。
当日に直せないときの限定自動車検査証は、整備と再検査のために走る用途に限られ、元の車検証の満了日を超えては使えません。落ちたときの基準の読み方、限定自動車検査証の条文、再検査の手数料は、車検に通らない理由の記事で分けて書いています。落ちる余裕を見るなら、車検が切れたらどうなる?で書いた「満了日の2か月前から受けられる」仕組みを使い、早めの日で予約しておくのが安全です。
合格したら、ステッカーは運転席側の上部に貼る
新しい検査標章(ステッカー)は、自分でフロントガラスに貼ります。貼り付け位置は2023年7月3日から「前方かつ運転者席から見やすい位置」に変わり、前面ガラスの運転席側上部で、車両の中心からできるだけ遠い位置が基準です。右ハンドルなら右上になります。
古い案内に残る「中央上部」は改正前の位置です。自動車技術総合機構の合格ページも旧表記のままなので、窓口で渡される貼り方の案内を優先してください。旧ステッカーは剥がします。
ユーザー車検が向く人・向かない人|初めて・普通車・軽で変わるところ
ユーザー車検が向くのは、平日に半日空けられて、車の点検を自分で見る習慣がある人です。逆に、車の状態が分からないまま持ち込むと、不合格の整備で結局は工場に行くことになり、手数料も時間も二重になります。
ユーザー車検が向いている人
- 平日の日中に検査場へ行ける(土日祝は予約できない)
- 日常点検(灯火・タイヤ・オイル・ワイパー)を自分で見ていて、車の状態が分かっている
- 点検整備は工場に頼み、検査だけ自分で受けて代行手数料を省きたい
- 後整備を選び、合格後に必要な整備だけ工場に出す段取りができる
- 不合格でも当日に部品店やテスター屋へ回る時間の余裕がある
ユーザー車検が向かない人
- 車検の満了日まで1週間を切っている(不合格になると限定自動車検査証があっても満了日を超えて走れない)
- 警告灯が点いている、タイヤの溝が浅い、灯火が切れているなど、当日に直せない不具合が分かっている
- 平日に半日の休みが取れない
- 点検整備を全部任せて、記録簿も工場に作ってもらいたい
初めて・普通車・軽自動車で違うところ(自動車技術総合機構・軽自動車検査協会・2026年9月時点)
| 場面 | 初めての人 | 普通車 | 軽自動車 |
|---|---|---|---|
| 予約 | 利用登録から。旧システムのIDは使えない | 自動車検査インターネット予約システム(14開庁日先まで) | 軽自動車検査予約システム(別システム) |
| 受付 | 検査担当者に「初めて」と申し出る。コース見学も可 | 運輸支局等の受付窓口 | 協会の5番窓口から |
| 検査手数料 | — | 2,600円(小型車2,500円) | 2,500円 |
| 検査コース | 案内表示に従う。アクセルとブレーキの踏み違えに注意 | 支局によって工程の順が違う | 外観・OBD→排ガス→サイドスリップ→速度計・ライト・ブレーキ→下回り |
| 交付 | 検査標章は運転席側上部に貼る | 継続検査受付窓口 | 5番窓口 |
出所: 自動車技術総合機構「初めての検査を受けられる方」・同「費用目安」・軽自動車検査協会「申請手続きの順序」・同「検査の受け方」
軽自動車のユーザー車検は、窓口の順番が案内板に番号で出ている分、初めてでも動きやすいです。普通車は支局ごとに構内の配置が違うので、受付で「継続検査のユーザー車検で初めてです」と伝え、窓口の順番を聞いてから動くと迷いません。
車検を自分でやるか、工場に任せるかは3つの順で決まる
- 車検を自分で通すか?
- 満了日まで2週間以上あり、平日に半日空くユーザー車検の候補。予約は14開庁日先まで取れる
- 当日に直せない不具合が分かっている先に工場で直すか、点検整備込みで業者に頼む。持ち込んでも落ちる
- 車の状態が分からない前整備(24か月点検を先に受ける)でユーザー車検。記録簿を持って検査だけ自分で
図:手数料の差は500円。差が出るのは点検整備料と代行手数料の側。
よくある質問
Q1:ユーザー車検のやり方を初めての人向けに教えてください。何から始めますか?
予約から始めます。普通車は自動車技術総合機構の「自動車検査インターネット予約システム」で利用登録をして、継続検査の日時と検査場を選びます(予約当日を含む14開庁日先まで)。軽自動車は軽自動車検査協会の「軽自動車検査予約システム」です。次に、24か月点検を先に受けるか後整備にするかを決め、車検証・自賠責保険証明書・(前整備なら)点検整備記録簿をそろえます。当日は受付で書類を出し、手数料と重量税を納めて検査コースへ進み、合格したら窓口で新しい車検証とステッカーを受け取ります。
Q2:車検を自分で通すと費用はいくらかかりますか?
検査手数料は普通車2,600円・小型車2,500円・軽自動車2,500円です(2026年4月1日改定後・自動車技術総合機構・軽自動車検査協会)。これに自動車重量税と自賠責保険料が加わり、この2つはどの受け方でも同じ額です。業者に頼む場合との差は、点検整備料と代行手数料の分になります。整備を工場に頼めば、その費用は別です。
Q3:ユーザー車検の予約は何日前からできますか?
自動車技術総合機構の予約ページは「予約当日を含む14開庁日先まで」と案内しています。土日祝と年末年始(12月29日〜1月3日)は数えないので、暦ではおよそ3週間先まで取れる計算です。国土交通省のポータルの書き方は「受検日の2週間前から」です。継続検査は全国どこの運輸支局等でも受けられるため、管轄の枠が埋まっていれば隣の支局で取っても構いません。軽自動車は軽自動車検査予約システムのカレンダーで空きを確認してください。
Q4:ユーザー車検の当日の流れはどうなりますか?
受付窓口で予約の確認と書類の確認を受け、継続検査申請書・自動車検査票・重量税納付書を受け取って記入します。印紙販売窓口で検査手数料と重量税の印紙を買って納付書に貼り、自賠責が切れるなら構内の代理店で継続加入します。そのあと指示された検査コースに並び、外観・排ガス・サイドスリップ・速度計・ヘッドライト・ブレーキ・下回りの順に受けます(約10〜15分)。合格なら検査票に判定を受け、継続検査受付窓口に書類一式を出して新しい車検証と検査標章を受け取ります。軽自動車の場合は、協会の窓口を5→3→4→5の順に回る形です。
Q5:ユーザー車検の検査コースで自分は何を操作しますか?
外観検査で指示された装置(ライト・ウインカー・クラクション・ワイパー)を動かし、排ガス検査で降りてプローブを排気管に60cm以上差し込み、速度計検査で40km/hを指した瞬間にパッシングし、ヘッドライト検査で点灯してNと駐車ブレーキにし、ブレーキ検査で「はなす」「もどす」の表示に従ってペダルを操作し、下回り検査でリフトの中央に乗り込んでエンジンを止めます。サイドスリップはハンドルを切らずにゆっくり通過するだけです(軽自動車検査協会「検査の受け方」)。
Q6:ユーザー車検で不合格になったら、その日にもう一度受けられますか?
受けられます。当日の審査時間内なら、不適合の箇所だけを2回まで再入場して再検査できます(自動車技術総合機構)。初回を含めて3回までに適合しなければ再申請です。当日に直せないときは限定自動車検査証を受け取り、発行日を入れて15日以内に整備してから不適合箇所だけを再検査します。限定自動車検査証で走れるのは整備と再検査のためで、元の車検証の満了日を超えては使えません。
Q7:ユーザー車検の前に24か月点検を受けていないと車検は受けられませんか?
受けられます。国土交通省は「定期点検整備の時期は検査の前後を問いません」と案内していて、検査に合格した後に点検を受ける「後整備」も認められた形です。ただし点検整備記録簿の提示がない場合、軽自動車検査協会の案内では「その旨が自動車検査証備考欄に記録される」ことになっています。道路運送車両法48条の点検義務そのものは残るので、合格後に点検を受けて記録簿を作るところまでが手続きです。
参考にした一次資料
- 自動車技術総合機構「継続検査の流れ」(有効期間が切れる2カ月前から・定期点検整備の時期は検査の前後を問わない・検査合格後に点検整備を行う場合は検査予約に進む・予約は受検日の2週間前から・全国どこの運輸支局等でも可・検査受付/審査の実施/有効期間の更新/再入場)
- 自動車技術総合機構「初めての検査を受けられる方」(自動車検査インターネット予約システム・予約当日を含む14開庁日先まで・土日祝と年末年始は不可・Step1利用登録(メールアドレス)〜Step6合格発行・運転者1名のみ・荷物を降ろす・ホイールキャップを外す・車台番号を見える状態に・OBD検査・旧システムのアカウントIDは使用不可・ガラケー非対応・混雑時期は各事務所ページ)
- 自動車技術総合機構「検査受付」(必要書類の購入と作成・予約と書類内容の確認・不慣れならコースの見学)
- 自動車技術総合機構「審査の実施」(マルチ・テスタでの流れ・初めて受検する方は検査担当者に申し出る・アクセルとブレーキの踏み違え・所要時間約10〜15分・検査票を保持・下回りの泥・車台番号の打刻・排気管のプローブ・荷台の物品・ホイールキャップ・ボンネットの支持棒・オドメータ表示・警音器等は指示があるときだけ作動)
- 自動車技術総合機構「有効期間の更新(適合した場合)」(継続検査受付窓口への提出書類7点・車検証と検査標章の交付・旧ステッカーを剥がす)
- 自動車技術総合機構「再入場(不適合の場合)」(当日の審査時間内・再入場回数は2回が限度・初回を含め3回まで・再申請・限定自動車検査証は発行日を入れて最大15日間)
- 自動車技術総合機構「費用目安」(継続検査 普通自動車2,600円=国600円+機構2,000円・小型自動車2,500円・二輪2,100円・指定整備工場経由2,100円・限定自動車検査証提出2,100円・令和8年4月1日より手数料額が変更・申請書等は受付窓口で無料配布)
- 国土交通省 自動車検査登録総合ポータルサイト「ユーザ自身が検査手続を行う方法」(定期点検整備→記録簿作成→検査予約(受検日の2週間前から・全国どこの検査場でも)→書類準備→検査受付→検査実施→結果確認の7手順・定期点検整備の時期は検査の前後を問わない)
- 国土交通省「検査標章(ステッカー)」(令和5年7月3日から貼り付け位置が変更・様式と有効期間の読み方)/日本自動車会議所「国交省、車検ステッカー貼付位置変更」(2023年3月13日・前面ガラスの運転席側上部で車両中心から可能な限り遠い位置・視界を妨げる場合の例外)
- 軽自動車検査協会「継続検査(車検)」(事前予約が必要・必要書類【1】〜【10】・重量税2年分 自家用6,600円/13年経過8,200円/18年経過8,800円・点検整備記録簿の提示がない場合は備考欄に記録・申請手数料 持込検査2,500円/限定自動車検査証の持込2,100円/保安基準適合証提出2,100円(OSS 1,850円)・技術情報管理手数料400円)
- 軽自動車検査協会「申請手続きの順序」(2023年10月1日更新・1〜7番窓口の担当・継続検査(ユーザー車検)は5→3→4→5)
- 軽自動車検査協会「検査の受け方」(2024年10月1日更新・外観・OBD検査の同一性確認と保安装置・排出ガス検査はプローブを60cm以上・サイドスリップはハンドルを切らずに通過・速度計は40km/hでパッシング・ヘッドライトは点灯してN+駐車ブレーキ・ブレーキは静かに踏み「はなす」「もどす」に従う・下回りはリフト中央でN・エンジン停止・駐車ブレーキ・再検申告ボタン・1名乗車・ホイールキャップ取り外し)
- 軽自動車検査協会「検査予約システム」(軽自動車の検査の予約・確認・取消・2年1か月未使用のアカウントは削除・普通車と二輪は対象外)
- e-Gov法令検索「道路運送車両法」(47条の2 日常点検整備・48条 定期点検整備=自家用乗用車等は1年ごと)
まとめ:ユーザー車検は「予約→車の状態→当日の順番」の3つを押さえれば初めてでも通る
ユーザー車検は、自分で車を運輸支局か軽自動車検査協会に持ち込み、検査官の指示どおりにコースを走って受ける継続検査です。手数料は普通車2,600円・小型車2,500円・軽自動車2,500円(2026年4月1日改定後)で、業者に頼む場合との差は点検整備料と代行手数料の分になります。
予約は普通車が自動車検査インターネット予約システム、軽が軽自動車検査予約システムで、普通車は予約当日を含む14開庁日先まで取れます。24か月点検は検査の後に回す後整備でも受けられますが、記録簿の提示がなければ車検証の備考欄にその旨が残る点は覚えておいてください。
当日は受付→手数料と重量税の納付→検査コース→交付の順で、コースの所要は約10〜15分です。自分で操作するのは排ガスのプローブ・40km/hのパッシング・ヘッドライトとブレーキの表示対応・下回りでのエンジン停止で、不合格でも当日2回まで再入場できます。
この記事のまとめ
- ユーザー車検=自分で運輸支局(普通車)・軽自動車検査協会(軽)に持ち込む継続検査。手数料は普通車2,600円・小型車2,500円・軽2,500円で、2026年4月1日改定後の額。重量税と自賠責はどの受け方でも同額
- 予約は普通車が自動車検査インターネット予約システム(予約当日を含む14開庁日先まで・土日祝不可・旧IDは使えない)、軽が軽自動車検査予約システム。継続検査は全国どこの検査場でも受けられる
- 24か月点検は検査の前後を問わない(国土交通省)。後整備でも受けられるが、記録簿の提示がないと車検証備考欄に記録される。48条の点検義務は残る
- 当日までに、運転者1名・荷物を降ろす・ホイールキャップを外す・車台番号と下回りの汚れを落とす・オドメーター表示。書類は車検証・自賠責・記録簿を持参し、申請書・検査票・納付書は窓口で無料
- 当日の順番は受付→印紙で手数料と重量税→(自賠責の継続)→検査コース→継続検査受付窓口で交付。軽は協会の窓口を5→3→4→5。初めてなら検査担当者に申し出る
- 検査コースは外観・OBD→排ガス→サイドスリップ→速度計→ヘッドライト→ブレーキ→下回りの7工程で約10〜15分。自分の操作はプローブ60cm・40km/hでパッシング・N+駐車ブレーキ・「はなす」「もどす」・リフトでエンジン停止
- 不合格でも当日の審査時間内に2回まで再入場。直せなければ限定自動車検査証(発行日を入れて15日)。満了日の2か月前から受けられる仕組みで早めに予約する
- 合格後のステッカーは2023年7月3日から運転席側の上部。向くのは平日に半日空き、車の状態を自分で見ている人。満了日まで1週間を切った人や、直せない不具合が分かっている人は工場へ
- 車検が切れたらどうなる?罰則は6点・免停30日と30万円以下の罰金|仮ナンバー750円で再車検する手順
- 自動車税の納付はいつまで?納期限5月31日・納付方法6種の比較・納付書が届かない/なくしたときの再発行・延滞金と車検の関係
免責事項
※本記事は自動車技術総合機構・国土交通省・軽自動車検査協会の公開案内と、e-Gov法令検索の現行条文をもとにした整理です(2026年9月時点)。検査手数料は2026年4月1日改定後の額で、自動車重量税・自賠責保険料は車種・重量・経過年数・保険期間で変わります。検査コースの工程の順序や窓口の配置は検査場ごとに異なり、予約システムの仕様や受付時間も変更されることがあります。実際の受検にあたっては、予約した運輸支局・自動車検査登録事務所・軽自動車検査協会の案内と、当日の検査担当者の指示に従ってください。法令・運用は改定されることがあります。

