「車両保険」とは、契約している車が、
偶然の事故により損害を受けたときに、
修理代などが支払われる保険になります。
事故や盗難、駐車場での
当て逃げなどによる被害の損失を補償します。
対人保険・対物保険は他人のための賠償保険ですが、
車両保険は自身の車のための保険になります。
保険金額は、契約する車の年式や種類の
「時価」をもとに決められます。
保険金額は、保険会社で、
最新の「時価」のデータをもとに決められます。
価格や事故率の高い車ほど保険料も高くなります。
保険金額の決定には自由度はありませんが、
車両保険の補償範囲は自分で選択することが可能です。
補償範囲や免責の設定を変えることにより、
保険料が大きく変わってくるので、
自動車保険契約前にはその中味をしっかり理解し、
慎重に検討することが大切です。
通常は、一般車両保険は新しい車向きで、
エコノミー車両保険は古くなった車向きです。
代表的な車両保険は以下になります。
一般車両保険
「一般車両保険」の補償範囲は、
設定された7種類の損害すべてを網羅していて
保険料はその分だけ高額になりますが、
自分のミスでの単独事故、
当て逃げによる損害も補償範囲になるので、
車両保険としてはパーフェクトなものだといえます。
エコノミー+A特約
「エコノミー+A特約」は、
一般車両保険の内容から、
単独事故と当て逃げを除かれており、
盗難のほか、走行中に前車の跳ね上げた小石で
窓ガラスが破損したような場合でも保険金が支払われます。
保険料は一般車両と比べかなり安くなっています。
エコノミー
「エコノミー」は、他の車との接触による損害だけしか
補償内容に含まれません。最近では車の盗難が増えてきています。
「エコノミー」は盗難による補償を受けられないので、
高級車や人気のある車を所有している場合は、
補償内容をよく考えて契約することをおすすめします。